働きマンとYouTuber２

第54話 ページ6

ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン

『ゆうこんさん、誰ですか？こんな時間に…』

「やべ、親方だわ…」

ゆうこんさんがモニターを見ていうと慌てて玄関を開けた、するとマスクをしたマホトさんが其処にはいた

「邪魔するぜー」

「お、親方…どうしたの」

『マホトさん…』

「久しぶりだな、A。見ないうちに変わったな、タトゥーとか髪とかピアスとか」

『そ、それは…仕事上で…』

髪色とピアスは、ある美容室とピアスのお店との宣伝のため理由はちゃんとある
この、タトゥーは自分で決めて入れたもの
事務所からもOKはもらっている

『彩乃さんに負けたくなかった』

「は？」

『マホトさんの彼女に申し訳ない事言うけど、私は彩乃さんが許せない。私への侮辱とバンドメンバーの侮辱を言われてイラつく筈がない、それを身体で表現したの』

「親方ん所にいるんでしょ？彩乃さん。
俺はAちゃんがどれだけの苦痛を受けてるか知っている、相馬さんからも色々聞いてる…親方は本当はどうなの？」

マホトさんの目が少し戸惑った
言いたそうで言えない感じ、そんな雰囲気だった
私は本当の事をいった、だからマホトさんも言って欲しいと思った

「俺は…俺は別れたくなかった、Aと。もっとやりたい事沢山あった、でも彩乃と会ったときから脅されてる。だから仕方なく…本当ごめん。ゆうこんと雑誌載ってるのに嫉妬した、こんなに変わり果ててるAにも置いてきぼりにされた感があった、だから今日ここにきた」

マホトさんは、私の目を真っ直ぐ見て話してくれた
これは絶対嘘じゃないって確信した
マホトさんは、ファンの人達をとても大切にしている人だ、だから彩乃さんの事をキツく当たれないんだって、マホトさんは優しい人なんだって私には分かる

「俺とAちゃん、相馬さんとイミガさんである作戦を立てたんだ、親方聞いてくれる？」

「作戦？」


私とゆうこんさんは、顔を見て頷いた
そして、マホトさんにその作戦を話した


(次に続きます)
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