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第82話 ページ35

午後16時
わたしは駅の入り口で待っていた
一応有名人?なのでマスクと帽子で軽く変装して。

「えっと、Aちゃん?だよね?」

『え?あ、はい!』

「お待たせ、としみつです」

『あ、長旅お疲れ様。本当ごめんね』

「いや、いいよ。これからどうしよっか」

あ、そっか、これからの事考えないと行けないのか、と考えているとマホトさんからの着信
多分さっきのてつやさんとのLINEを聞いたんだろう

『もしもし…』

「今どこにいんの?」

『……新宿です』

「まだ怒ってる?」

ぶっちゃけ怒ってない、寧ろ悲愴感がある
言っただけ言って後悔するタイプ

「帰ってきてよ、お願いだA」

『今、としみつさんと一緒にいるの』

「は?としみつ?こっち来てんの?」

私はコンビニでジュースを買ってるとしみつさんをチラチラ見ながらマホトさんに話した
私を心配して来てくれた事を。

「そうか…また増えちまったわ」

『え?何が?』

「恋のライバルって奴。としみつ連れて仲間家こい、待ってる」

『へ?!ばっ、え!?ちょ、マホトさん…!』

そう言われると電話は直ぐに切られてしまった
そのタイミングでとしみつさんが帰ってきた
どうしたの?と言われると、私はなんでもないと少し苦笑いで返答した

「仲間家?まほっちゃんが言うなら行くしかねえかな」

『仲直りはさっきしたから大丈夫、行こっか』

スマホを見ながら立ち上がると、いきなりフワッと上着が掛かった

「冷えてきたしさ、それ着てなよ。寒そうだった」

『え、ありがとう、ごめんね』

「仲間家案内してよ、俺初めてだわ」

としみつさんにそう言われ、私は仲間家に案内する事となった
道中もバンドの事とか動画の事を教えてもらって笑いながら仲間家に向かった

「待って俺がインターフォン押す」と言ってとしみつさんがインターフォンを押す
押しても返答が無いが多分分かっているのだろう
ガチャッと鍵が開いてとしみつさんが玄関を開くといきなり隣にいたとしみつさんが吹っ飛んだ
それはてつやさんがとしみつさんに飛び蹴りをしたからである

「何しとんじゃ、お前!馬鹿なの!!?」

「お前こと何東京きてんだ!連絡くらいしてよ!」

「あ、おかえりA、飯作ろうぜ」

「おーとしみつースマブラしよーぜー」

『……ふっ』

「あ、何笑ってんだA?」

『なんでもありませんよーマホトさーん』

と笑って家の中に入った
とりあえず仲直り出来てよかったとホッとした
そう思ったのは、今だけだ

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おるきマン(プロフ) - やすすさん» ありがとうございます!!本当更新出来てなくてすいません…!ゆっくり更新致しますのでこれからもよろしくお願いします! (2016年6月12日 1時) (レス) id: fc2ed5eea4 (このIDを非表示/違反報告)
やすす(プロフ) - すっごい面白いです!!更新楽しみにしてます(>_>) (2016年6月12日 1時) (レス) id: 894fe41281 (このIDを非表示/違反報告)
おるきマン(プロフ) - アヤト&大和&マイカさん» コメントありがとうございます!これからも頑張って参ります、よろしくお願いします! (2016年5月12日 8時) (レス) id: fc2ed5eea4 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト&大和&マイカ(プロフ) - わーっしょい!マホちゃんw (2016年5月12日 7時) (レス) id: b2ac6fbfaa (このIDを非表示/違反報告)
Uta :-)(プロフ) - おるきマンさん» いえいえ♪ 更新楽しみにしてます!! (2016年5月4日 9時) (レス) id: e1c4bf5915 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おるき | 作成日時:2016年4月24日 22時

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