働きマンとYouTuber２ (ページ4)

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第52話ページ4

「Aちゃん、きたよー」

「お邪魔しまーす」

その後、相馬さんとimigaさんがやってきた
相馬さんが嬉しそうにして私を抱き締めてくれて
なんだか、懐かしい気持ちになった

『相馬さん、元気してた？イミガさんも』

「もー、Aちゃん居なくなってからサグワが元気なくなっちゃってさ、ダメなんだよね！」

「動画も元気ないもんな、サグワ君」

『そ、そんなに…？』

「まあ、俺も相馬さんも同じだけどさ」

『でも、今日はどうしたの？』

「実はマホトの事なんだけどさー…ね、イミガ君」

うん、とimigaさんも頷いた
とりあえず、ゆうこん君もジュースを持ってきた所でリビングに座って話をした

「彩乃っていうモデルとさ、付き合ってるらしいんだよ。仲間家にまで勝手に居座ってる」

「俺もサグワも居場所ないの、動画撮ってても勝手に部屋入って来るしさ、へきほーがすっごい怒ってた」

「俺は仲間家に居ないから分かんないけど、カイワレのマネージャー気取ってるんだ、スケジュールも全部仕切ってくる」

「相馬さんとイミガ君から聞いてたんだ、でもAちゃんが仕事で中々言うタイミングなかったから今日になっちゃったんだ」

あー、やっぱりそういう女だったか

ここで私はお酒を飲んでなくて良かったとホッとしたが、既に素面でもキレかけている自分が居た

「Aちゃん？お、おーい？」

『私、そういう女大嫌い』

「え、Aちゃん？」

「ゆうこん君もイミガ君も初めてか…Aちゃん最近怒ると口悪くなるんだよね」

『はあ、だからぶりっ子嫌いなの。白くてふわふわ天使？はあ、って感じ…あでも、マホトさんはどうなの？』

「あー、まあ笑ったりしてる所はみたけど、前よりはって感じ」

『ふーん、楽しそうなら良いんじゃないんですかね？』

私もマホトさんと居てつまらない事は無かった
いろんな人と出会えて、ふざけて遊んで
ライブも夢じゃ無かったけど…もう無理だよね

「俺は、あんなマホト嫌だ」

『え、イミガさん？』

「彩乃って子には悪いけど、俺はAちゃんといた方が楽しかった、マホトも楽しそうだった。でも今のあいつは何か違う気がする、だから俺は嫌だ」

「正直俺も。ねえ、Aちゃんは、これでいいの？」

これでいいの？って言われても私は別れを切り出された方だからなにも言えない
でも、ここで悪知恵を働かせたゆうこん君、相馬さんが良い提案を思いついたので
私は満面の笑顔でその提案に乗る気満々であった。