働きマンとYouTuber２ (ページ22)

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第70話ページ22

起きた時にはもういつもの駅で、ゆうこんさんと別れてマホトさんと仲間家に行く事にした
サグワさんが凄い楽しみに待ってるらしい、あと相馬さんに謝らないといけない

「おーい、帰ったぞー」

『お、お邪魔します…』

「あ！！Aちゃん！！！？Aちゃんだ！」

『サグワさん……っふぐ！？』

「あーー！会いたかったよーーー！聞いて！本当に本当に大変だったんだからね！特に親方が！！」

「サグワ！こら、おい！！Aから離れろ！」

マホトさんとサグワさんが言い合ってて、相馬さんが出てきて煩い！とか言ってる光景を見ると、仲間家は変わってないんだなって思った

「A、リビング行ってていいぞ。多分イミガが居るはず」

『イミガさん？わかった』

私がリビングに行くと本当にimigaさんがいた
隣に座ると白い紙袋を出されたので戸惑った、その中身が何なのか直ぐわかったから

『なんで、新しいスマートフォン…？』

「壊れてるんだろ？スマホ、だから新しいやつ」

『でも、悪いよ…お金返すね』

「大丈夫、いらないよ。マホトも気にしてないし。今日はステージの打ち合わせしにきたから、マホト来たら始めようか」

『色々ごめんなさい…うん、ステージの広さとか聞いてきたから大丈夫だよ』

こんな優しい環境の中で生きている事が私にとってとても新鮮な事で、素直にありがとうって言えない私がここにいた。

マホトさんが来て打ち合わせがスタート
カイワレのステージは、後半にある
前半はモデルのステージがあり、休憩を挟んでから後半がスタートする、その後半の最初にカイワレのステージがあるのだ

『ステージ時間は短いけど、3.4曲は出来ますよ』

「そんな出来るんだな、わかった。曲はイミガと考えるし、またセットリストが出来たら教えるよ」

「衣装はどうする？」

『麻耶から3人でTシャツは合わせてって言われてて…あとのズボンとかのコーデは事務所の方で準備してくれるみたいで…』

「え、なにそれ。すげぇじゃん！」

着々と話は決まって行って、気付いたら外は暗くて
私は久しぶりに仲間家に泊まっていく事になった
ステージまで1週間、その後にはバンドのライブが控えている私、こんなゆっくり出来るのも今のうちだろうなと考えていた

「なあ、A」

『どうしたの、マホトさん』

「明日、お前オフだっけ？」

『オフだけど…どうして？』

「明日さ、2人で出掛けねえ？」

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