第51話 ページ3
「ねえ、マホトくん聞いたよ?葵さんと別れたんだってね?好き勝手な女だよねー本当」
よく私のいる前でそんな話ができたもんだな
私がメイクし終わって直ぐスタジオに入ると
マホトさんと彩乃さんがいた
相変わらず付きまとってるな、あの人
私はもうマホトさんとは付き合ってない為
お疲れ様です、と挨拶をして撮影に入る
するとさっきの話に至るって訳だ
「お疲れ様、葵ちゃん。あのさ明日の撮影なんだけど…」
『すいません、明日はバンドの方があるので。』
「え、補佐じゃないの?それ…それじゃまるで…」
『はい、メンバー入り確定しましたから、暫く忙しいです。』
「…え」
なんでマホトさんが、え?なんて言うんだろうか
もう関係無いのにね?
私は補佐で入っていたあの、バンドに正式にメンバー入りする事を決めた
あのバンドもファンが多くなってきた為デビューする時間もそう長くは無いと社長に言われていた
「へえー、モデルのお仕事もあって大変だねえ。大丈夫なのー?両立できるのー?」
『お仕事を、こんなに頂けるのを感謝してやってますから。この身体がボロくなろうともどっちもやり遂げます』
「わ、我儘な人!!あ、私マホトくんとお付き合いする事になったの!凄いでしょ?」
『おめでとうございます、お幸せに』
「あ、お、おい…A…」
失礼します、とマホトさんと彩乃さんに挨拶して私はマネージャーと次の仕事に向かった
雑誌の取材が終わると、ゆうこんさんが迎えに来てくれていた、私の顔が不機嫌だって事が直ぐにバレただろうな
「Aちゃん、煙草吸いすぎ」
『ストレスだから、溜まってるの』
「親方、あの人と付き合ってるって…」
『私にはもう関係無い話でしょ?』
「それがさ、関係なく無いかも、なんだよね」
『どういう事?』
なんだかゆうこんさんの様子がおかしかった
私は煙草を吸ってる手を止めて面と向かって話をする事にした
「相馬さんが、この後家に来るからその時話すよ」
『なんで相馬さんが来るの?そんなに問題なの?』
「まあ、それが起きてるって事」
訳が分からなかったが、数分後、相馬さんとimigaさんが家に来た
私に会えて嬉しいのか、相馬さんもimigaさんも笑顔になってくれた、のだがどこか気の難しい顔をしているのに気付いた
それはこの後話される事実に私は複雑な気持ちになってしまった。
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おるきマン(プロフ) - やすすさん» ありがとうございます!!本当更新出来てなくてすいません…!ゆっくり更新致しますのでこれからもよろしくお願いします! (2016年6月12日 1時) (レス) id: fc2ed5eea4 (このIDを非表示/違反報告)
やすす(プロフ) - すっごい面白いです!!更新楽しみにしてます(>_>) (2016年6月12日 1時) (レス) id: 894fe41281 (このIDを非表示/違反報告)
おるきマン(プロフ) - アヤト&大和&マイカさん» コメントありがとうございます!これからも頑張って参ります、よろしくお願いします! (2016年5月12日 8時) (レス) id: fc2ed5eea4 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト&大和&マイカ(プロフ) - わーっしょい!マホちゃんw (2016年5月12日 7時) (レス) id: b2ac6fbfaa (このIDを非表示/違反報告)
Uta :-)(プロフ) - おるきマンさん» いえいえ♪ 更新楽しみにしてます!! (2016年5月4日 9時) (レス) id: e1c4bf5915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おるき | 作成日時:2016年4月24日 22時