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第50話 ページ2

「A話があるんだ」

相馬さんと話してる時、それは唐突に起こった出来事でした。

『どうしたの?』

「最近さ、入れ違い多くてお互い噛み合わないよな」

『それは、そうだけど…』

「ちょっとさ、落ち着くまで俺ら別れないか」


それは本当に唐突な出来事でした。



「それで、別れちゃったの?」

『仕方ないよね、私が忙し過ぎるんだもん。マホトさんだってモデルの仕事巻き込んで』

「親方は、なんて言ったの?」

『それだけだよ』

嘘でしょ?と言う私の話し相手はゆうこんさん
実は結構前から知っている人で、ライブも来てくれている人

別れ話の後、わたしは相馬さんにコンビニに行くと伝えた後、ゆうこんさんから電話があり今に至る

「親方に言っても怒って反論されるだけだろうね」

『私は未練なんて無いよ?これからも仕事頑張らなくちゃね』

だって、元は私のせいなんだから
別れよう、って言葉はいつか聞くんじゃ無いかなってずっと思ってた

「これからどうするの?相馬さんには…」

『仲間家にはもう帰れない。相馬さんに電話して荷物持ってきてもらう、事務所にでも泊まる生活かなー』

「何言ってるの、女の子でしょ?俺ん家来なよ」

『え、ゆうこんさん迷惑になるし…』

「俺は寧ろ大歓迎だね、部屋汚いけどごめんね」


ゆうこんさんの家に泊まる事になった私は直ぐに相馬さんに電話して事情を話した、すると相馬さんは急いで私達のいる場所に来てくれた

「マホトと、別れたって…」

『今までお世話になりました、サグワさんには相馬さんから言っておいて下さい』

「ま、待ってよAちゃん…」

『遠くに行くわけじゃないから、いつでも会えるよ?』

「Aちゃんのお陰でマホト変わったんだ…俺らもそうだって思ってる…だから、だからさ…」

『今度ゆっくり話します、相馬さんとお話したりないよ』


なんでそんな泣きそうな顔するんだろう
相馬さんって、本当仲間思いだな…
数日間しかいなかった私に対してこんなに思ってくれてるんだもの、でも私は近くにいるよ相馬さん

「わかった、絶対絶対遊ぼうね!約束!」

『はい、約束です!』


私と相馬さんは指切りをした
子供っぽいけど、相馬さんが元気になってくれるなら私は子供っぽい事もする

その後
ゆうこんさんの家にお邪魔してスマホを見ると
サグワさんからの着信履歴が画面を埋め尽くしていたのは別の話



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おるきマン(プロフ) - やすすさん» ありがとうございます!!本当更新出来てなくてすいません…!ゆっくり更新致しますのでこれからもよろしくお願いします! (2016年6月12日 1時) (レス) id: fc2ed5eea4 (このIDを非表示/違反報告)
やすす(プロフ) - すっごい面白いです!!更新楽しみにしてます(>_>) (2016年6月12日 1時) (レス) id: 894fe41281 (このIDを非表示/違反報告)
おるきマン(プロフ) - アヤト&大和&マイカさん» コメントありがとうございます!これからも頑張って参ります、よろしくお願いします! (2016年5月12日 8時) (レス) id: fc2ed5eea4 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト&大和&マイカ(プロフ) - わーっしょい!マホちゃんw (2016年5月12日 7時) (レス) id: b2ac6fbfaa (このIDを非表示/違反報告)
Uta :-)(プロフ) - おるきマンさん» いえいえ♪ 更新楽しみにしてます!! (2016年5月4日 9時) (レス) id: e1c4bf5915 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おるき | 作成日時:2016年4月24日 22時

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