36.泡沫の夢 ページ39
作者
フラグが怖いので行為は専用で別に18歳以上作品を作成することにしました…18歳未満の方には申し訳ありませんが、前話に結構グレーゾーンいや完全にブラックに入ってるえっちなお話で勘弁して下さい(汗)
.
薬の効き目が無くなってきたのか、それとも流石に抱かれ続けて疲れたのかAの意識がぼうっとしてきた為、そろそろ、と区切りをつけてやめた。亜簾に抱かれた後だからなのか、Aはなんとも艶かしい顔をしている。これはあまり見られていいものでは無い。
「A、大丈夫か？」
「ん」
ほとんど頭に入ってないだろうが、一応返事はする。が、多分全く脳は働いてないだろう。そのうちすぅっと寝入ってしまった。
起こさないように、乱れた服を直して帯を閉めて横抱きにして抱えてやる。
「思ったより重いな」
残念なことに夢見る女が思うようなほど筋肉はないし大して鍛えてもいない、大の大人の男を抱えて軽い、なんてどこのゴリラか。それに、Aも少しは筋肉がついている。こんな花街でいつ鍛えるのかとは思うが、客の為にさせられているのかもしれないと考えが思いつく。
「Aのほうが男らしいかもしれないな」
そんなことを考えながら、東雲楼に向かった。途中で、朝霧が必死な顔をしてこちらに向かってきた。
事を説明して、薬のことも教えてやった。そして、自分がAを抱いたことも。それを聞いて、ぽぽっと朝霧は顔を紅くしたがすぐにぶんぶんと頭を振って話し始めた。
「兄さんに酷くした輩は後からお聞きしんす。早く楼に戻らんと、楼主様が心配しておりんすから」
「分かった」
東雲楼に戻ると、初めて会ったここの楼主に謝罪と礼を言われた。彼は蒼と言うらしく、同い歳なんなら歳下ぐらいの年齢に見える。なかなか若い。
「華永野を襲ったのは、恐らく髪結いの男でしょう。先刻来られたのですよ…華永野が自分を殴った、と勿論門前払いです。華永野は賢いですから。
ご心配なさらず、彼はもう
「そうか、よかった。あとはそちらにAを頼む。
それから、アンタに…話がある」
Aを引き渡す時、もう1人の花魁百合音が姿を現し、自分に任せろとAの身体を抱えて見世の奥へ消えた。
「…分かりました。お通り下さい」
そして、亜簾もまた楼主の後をついて行った。
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Ria。(プロフ) - 初めて見たのですが、、ッ好きすぎます。尊すぎます。こんな尊い小説があってもよろしいのでしょうか。ええ、もちろんあってよろしいです。この素晴らしい小説に出会えて良かったです！！ (2022年4月29日 18時) (
レス) @page46 id: 6d33a476b4 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 藤雲ルアリナさん» あああ！お喜ばれる小説を書けていたようでとても嬉しいです！やる気でますね……頑張りますね！ (2020年4月8日 15時) (レス) id: fe109e5f3f (このIDを非表示/違反報告)
藤雲ルアリナ - 世界観、空気、文体、ストーリー、もう何もかも好みです！毎回更新楽しみにしてます！ (2020年4月8日 0時) (レス) id: 3165ea2c89 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 氷浦メグさん» ひえぇっありがとうございます泣 これからも暇潰しにでも覗きに来てください… (2020年3月13日 17時) (レス) id: 54569fedb3 (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ(プロフ) - 初見です。尊いですありがとうございます！ (2020年3月13日 13時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛之助
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時：2019年2月16日 22時
