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桜side
やばいやばい！遅刻しちゃう！！
会社のロッカーで、化粧直しと着替えをしていたら電車の時間まであと少しになってしまった。
美紀「え？そんなに急いでどうしたの？」
「午後からの予定があるんだけど、電車に間に合わなくて！」
美紀「大変じゃん！急げ〜！！！」
「急ぐけど！美紀は、午後のお休みどうするの？」
美紀「ジャ○ショ行こうかなぁって。」
「ジ○ニショ！？あの天下のショップ！？」
美紀「そう！天下の！！」
「そっか！楽しんでね！」
美紀「うん！！あっくんに貢ぐぞ〜！」
「頑張れ〜！じゃあまたね！」
美紀「うん！またね！！」
バイバイと手を振って、制服からパーカー姿に着替えた私は、靴の踵を慣らしてから走り出す。
やばいやばい絶対間に合わへんって！！
履き慣れたスニーカーはいいねぇ。
頑張って駅まで走ったのに、目的の電車は行ってしまった…。
「あっくんにラインしなきゃ…！ごめん。」
ラインをすれば、即既読が付いた。
怒ってるだろうなぁ…と思ったらそんな事は無くて、本当に優しいなぁと思いながら、ラインを返す。
次に来た電車に飛び乗って揺られること、20分。
やっと目的の駅に着きました〜！！
さて最終目的地のsudabaに向かいます！
格好変じゃないよね？仕事帰りだからリュックの中に仕事着入れてるんやけど。大丈夫よね？
「よし！！」
目的のsudabaに着くと、パーカーとGパンという私と同じような格好をしたあっくんがいた。
「あっくーん！！」
桐山「桜ちゃん！！」
「お待たせしてしまって大変申し訳ありませんでした！！」
桐山「いいのいいの！！気にしないで！お陰でホームセンターでお目当ての見つけたから！」
「良かったやん〜！！」
桐山「ほな、入ろか！」
「うん！」
sudaba店内の中は、テレワークの人達がカウンター席を陣取っていて、他の席はがら空き状態だった。
奥の方にあったソファー席にリュックを置いて、財布とスマホだけ持つとレジへと向かった。
メニュー表を見上げながら、「何にしようか？」と2人で言い合う。
「あっくんのオススメある？」
桐山「俺は、あまりこういう所来ないからな。望から聞いたんやけどオススメなら、ほうじ茶ティーラテって言ってたな。ほうじ茶が好きならあれがすんなり飲めるって。桜ちゃんほうじ茶好き？」
「好き！じゃあ、あれ飲もうかな。」
2人で奢る奢らないのじゃんけんをして、私が勝ったので奢らせていただきました。
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作者名：彩楓 | 作成日時：2021年11月30日 23時
