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マサイside
俺は、のんびりと朝御飯を食べていた。
すると携帯がブーブーと震える。
携帯を手に取り、ご飯を飲み込むと、電話に出た。
「もしもし?シルク?」
『…マサイ』
シルクの声は、いつもの元気な声ではなくて、何か吐き出されながら必死に俺にSOSを出すような声だった。
「どした?!」
『…苦しいっ』
俺は箸を起き、シルクの家にいく仕度を超特急でしながら、シルクに話しかけた。
「今どこ?!」
『…自宅』
「わかった行くから!」
俺は携帯を切って、家を飛び出した。
俺はシルクの家に入った。
「シルク!大丈夫か?!」
俺はバタバタとリビングに向かおうとして立ち止まった。
リビングから真っ赤な液体が流れてきていた。
嘘だろ?シルク!
俺はガチャッとリビングのドアを開ける。
そこには、真っ赤な血の海に倒れたシルクがいた。
「シルク!シルク!あっ、救急車呼ばんと!しっかりしろ!シルク!」
俺は携帯で救急車を呼んだ。
それから俺はメンバーに一斉LINEをした。
【シルクが家で真っ赤な血の海に倒れたいたから、救急車で病院に行く。病院名が分かったらまたLINEする】
……送信っと。
俺は救急車で運ばれるシルクの隣に付き添って病院へ向かった。
LINEを見ると、みんなの既読と心配の声と驚きの声。
【病院は、栄光病院!待合室で集合!】
とLINEをすると皆から【了解!!】と来た。
シルク....絶対、死ぬなよ。
俺はそう思いながら病院に着いた。
待合室で待っていると、皆が息を切らして走ってきた。
メンバー「「マサイっ!!」」
「みんな!」
メンバー「「シルクはっ!!」」
「まだ…出てこなくて…」
そこへ白衣を着た男性がやって来た。
『皆さんは、絹張さんのご友人の方々ですか?』
メンバー「「はい。」」
『絹張さんについてお話があります。会議室へどうぞ。』
俺たちは真剣な目つきになりつつ、医師についていった。
『担当医の竜崎です。みなさん、絹張さんは、癌です。』
メンバー「「えっ……癌…?!」」
『はい。検査中に分かったことなんですが、かなり進行しています。余命は2ヶ月でしょう。』
ダーマ「えっ...嘘って言ってください!」
ぺけたん「治療の方法とか無いんですか!医療は発達してるはずです!」
『ですが…絹張さんの場合、どんな治療も成功率は低すぎます。治ることは無いでしょう。』
俺らは泣いた。
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作者名:彩楓 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/myeighterot/
作成日時:2017年8月21日 10時