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#02 ページ3

マサイside


俺は、のんびりと朝御飯を食べていた。


すると携帯がブーブーと震える。


携帯を手に取り、ご飯を飲み込むと、電話に出た。


「もしもし?シルク?」


『…マサイ』


シルクの声は、いつもの元気な声ではなくて、何か吐き出されながら必死に俺にSOSを出すような声だった。


「どした?!」


『…苦しいっ』


俺は箸を起き、シルクの家にいく仕度を超特急でしながら、シルクに話しかけた。


「今どこ?!」


『…自宅』


「わかった行くから!」


俺は携帯を切って、家を飛び出した。


俺はシルクの家に入った。


「シルク!大丈夫か?!」


俺はバタバタとリビングに向かおうとして立ち止まった。


リビングから真っ赤な液体が流れてきていた。


嘘だろ?シルク!


俺はガチャッとリビングのドアを開ける。


そこには、真っ赤な血の海に倒れたシルクがいた。


「シルク!シルク!あっ、救急車呼ばんと!しっかりしろ!シルク!」


俺は携帯で救急車を呼んだ。


それから俺はメンバーに一斉LINEをした。


【シルクが家で真っ赤な血の海に倒れたいたから、救急車で病院に行く。病院名が分かったらまたLINEする】


……送信っと。


俺は救急車で運ばれるシルクの隣に付き添って病院へ向かった。


LINEを見ると、みんなの既読と心配の声と驚きの声。



【病院は、栄光病院!待合室で集合!】



とLINEをすると皆から【了解!!】と来た。


シルク....絶対、死ぬなよ。


俺はそう思いながら病院に着いた。



待合室で待っていると、皆が息を切らして走ってきた。


メンバー「「マサイっ!!」」


「みんな!」


メンバー「「シルクはっ!!」」


「まだ…出てこなくて…」


そこへ白衣を着た男性がやって来た。


『皆さんは、絹張さんのご友人の方々ですか?』


メンバー「「はい。」」


『絹張さんについてお話があります。会議室へどうぞ。』


俺たちは真剣な目つきになりつつ、医師についていった。


『担当医の竜崎です。みなさん、絹張さんは、癌です。』


メンバー「「えっ……癌…?!」」


『はい。検査中に分かったことなんですが、かなり進行しています。余命は2ヶ月でしょう。』


ダーマ「えっ...嘘って言ってください!」


ぺけたん「治療の方法とか無いんですか!医療は発達してるはずです!」


『ですが…絹張さんの場合、どんな治療も成功率は低すぎます。治ることは無いでしょう。』


俺らは泣いた。

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作者名:彩楓 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/myeighterot/  
作成日時:2017年8月21日 10時

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