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シルクside
俺とマサイは、千鶴達から離れ、浜辺にいた。
音フェチの俺からしたら凄く気持ちがいい音。
マサイ「なぁ、シルク。」
「ん?」
マサイ「俺を何でここに連れてきたんだ?」
「なぁ、マサイ。ここで俺の動画、撮ってくれないか?」
マサイ「あぁ..そういうこと。いいよ。」
俺は石の上に座って、足を海の方に投げ出してぶらぶらさせる。
マサイ「カメラの準備オッケーだよ?」
「じゃ、やろ」
マサイ「おっけー。よーい、はぃ」
「海、気持ちいいー!!!最高だな!あ、カメラ見っけ!」
俺は、このあと、今、皆に伝えたい想いをカメラに向かって言った。
カメラを撮ってるマサイの目がウルウルしてる。
あーー、なんか申し訳ない。。(笑)
「___今まで俺の動画見てくれてありがとうございました。これからは俺以外のメンバーのことを宜しくお願いします。それでは、アデュー!」
撮り終わった後、ビデオカメラをバックにいれたマサイが俺に抱きついてきた。
「うおっ!!!マサイ?!?!」
マサイ「ごめん、シルク!!!今は..今は..こうさせてほしい....」
「わかった......」
マサイは俺に抱きついて肩を震わせていた。
俺はぎこちない手でマサイの背中を撫でる。
マサイ「俺....お前みたいになれるかな....俺....」
「大丈夫。お前ならできる。俺の分も思い出作りに励んでほしい。」
マサイ「ありがとう....ありがとう。」
マサイは、俺からそっと離れた。
俺から離れたマサイはいつもの笑顔で手を差し出していた。
マサイ「皆のとこ、行こう。」
「おぅ!!」
俺は、はさないように、しっかりとマサイの手を握った。
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作者名:彩楓 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/myeighterot/
作成日時:2017年8月21日 10時