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#17 ページ18

シルクside


俺とマサイは、千鶴達から離れ、浜辺にいた。


音フェチの俺からしたら凄く気持ちがいい音。


マサイ「なぁ、シルク。」


「ん?」


マサイ「俺を何でここに連れてきたんだ?」


「なぁ、マサイ。ここで俺の動画、撮ってくれないか?」


マサイ「あぁ..そういうこと。いいよ。」


俺は石の上に座って、足を海の方に投げ出してぶらぶらさせる。


マサイ「カメラの準備オッケーだよ?」


「じゃ、やろ」


マサイ「おっけー。よーい、はぃ」




「海、気持ちいいー!!!最高だな!あ、カメラ見っけ!」



俺は、このあと、今、皆に伝えたい想いをカメラに向かって言った。


カメラを撮ってるマサイの目がウルウルしてる。


あーー、なんか申し訳ない。。(笑)



「___今まで俺の動画見てくれてありがとうございました。これからは俺以外のメンバーのことを宜しくお願いします。それでは、アデュー!」



撮り終わった後、ビデオカメラをバックにいれたマサイが俺に抱きついてきた。


「うおっ!!!マサイ?!?!」


マサイ「ごめん、シルク!!!今は..今は..こうさせてほしい....」


「わかった......」


マサイは俺に抱きついて肩を震わせていた。


俺はぎこちない手でマサイの背中を撫でる。


マサイ「俺....お前みたいになれるかな....俺....」


「大丈夫。お前ならできる。俺の分も思い出作りに励んでほしい。」


マサイ「ありがとう....ありがとう。」


マサイは、俺からそっと離れた。


俺から離れたマサイはいつもの笑顔で手を差し出していた。


マサイ「皆のとこ、行こう。」


「おぅ!!」


俺は、はさないように、しっかりとマサイの手を握った。

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作者名:彩楓 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/myeighterot/  
作成日時:2017年8月21日 10時

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