ありがとうとさようなら (ページ7)

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薫side ←初ww

俺は、藤堂薫。

人は《殺人鬼》と呼ぶ。

とはいえ、悪人を片っ端から対処していくだけで、被害に逢った人から守ることしかしてないけど。

＿＿シルクに出会ったのは、大雨警報がニュースで流れている夜の繁華街だった。

バイト帰りにバイクで繁華街を通ると、路地から声荒上げる数人の男性と、左足を抱えてうずくまる男性がいた。

これは嫌な感じしかしない。

そう思った自分は、その路地に入っていった。

声を荒上げる男性陣は近くにある男子校のヤンキー達ということがすぐに分かった。

ソイツらに当たるギリギリのとこでバイクを突っ込ませた。

ヤンキー「うわぁぁ！」

薫『お前ら手ェ出すんじゃねぇよ！何してんだよ！』

俺は声を荒上げる。
ヤンキーに名前を聞かれて、ヘルメットを外しながら答える。怒りの表情をしていたヤンキーが怯える表情をしていく。

ヤンキー達をぶっ倒して慣れた手つきで警察の友達に連絡する。友達から『了解』の言葉を聞いてから、被害者の男性に近寄る。

え、この人、知ってる。

そんなことを思いつつ冷静なオーラを出しつつ、『大丈夫ですか？』と声をかける。

その人も怯えてる。すこし悲しくなった。

その人は俺がよく知る、YouTuberのシルク。

俺は、シルクの言葉を待つ。

俺は、シルクを見る。

あ、擦り傷。

シルクの真っ白の肌に傷をつけるとか....

本間に最悪やんな。

アイツラ。

俺はそんなことを思いながら絆創膏を取り出しつける。

シルクからやっと言葉が出た。

俺はシルクからお泊まりを要請された。
俺は戸惑った。

でも、今更帰る場所がない俺にとっては好都合だった。

話に乗ったということで、俺はシルクの家にバイクにまたがって向かう。

シルクの住むマンションについた。

部屋にいたら、マサイがきた。

マサイと仲良くなり、翌日。

シルクが泣きはじめた。

昨日、俺が現場に到着する前になにかあったんだと直感した。

その翌日、俺はヤンキー達がいる男子校に向かった。

そして、何をシルクに言ったのか吐き出させた。

「Fischer'sにお前は必要ない。役立ず。」

と言ったらしい。

俺の右の拳が動いた。

バコンッッ！

ヤンキー「いってぇ！何しやがる！」

薫『シルクがどんな想いで動画をやってるのか、分かってんのかボケェ！！』

俺はもう一発殴った。

その事をシルクは知らない＿＿