ありがとうとさようなら (ページ18)

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#16 ページ18

シルクside

薫『俺、動画なんて本当はどーでもいいんだわ。』

投げやりに放たれた言葉

薫『別に義務でみんなのこと裏で支えてるわけじゃないし。みんなで集まって遊んでるのを管理してるだけなの。なのになんで、私情で出掛けなきゃいけねぇのに、仕切り役の許可が必要なわけ？それは違うだろ？』

マサイ「ま、まぁ」

薫『俺にとって、フィッシャーズっていうYouTuberの軍団は正直…どうでもいい。みんなを守れればそれでいいんだから』

モトキ「それは、うん･･･俺らは支えられて嬉しくは思うけど。」

ダーマ「だからってどうでもいいってのは違くね？」

薫『はぁ～･･･』

また深いため息をつく薫。

薫『俺にとって、みんなを守るのは上からの任務なの』

ンダホ「う、うん･･･」

薫『だから・・・』

まっすぐ俺を見ていた目が逸らされたと思ったら１つ大きく深呼吸をした

ふと上げられた顔は、いつになく真剣で

発された言葉はとても冷たかった

薫『いつでもやめられるんだよ。こんな任務』

その言葉が放たれた瞬間、その場が凍りついた。