やっと… ページ4
義勝side
義勝)本当に1人で大丈夫か？
貴方)うん…
ここは、Aの家の前。
Aはあいつに別れ話をするという。
ついていくと言っても、
「自分の事だから、自分で蹴りを付けたい。」
そう言って聞いてくれなかった。
義勝)じゃあ、ここで待ってるから。
家の玄関の少し離れた所。
貴方)行ってくるね
鍵穴に鍵をさして、くるりとまわす。
その手は小さく震えていた。
それでも君は強く、
扉を開けた。
＊＊＊
まだか…
どうしても気になって、玄関の扉に耳を当て二人の様子を伺う。
微かだが、声が聞こえてきた。
颯太)どこにいたんだよ…A…心配したんだよ…？
貴方)触らないで、それから気安く名前で呼ばないで！
颯太)なんだよ！
貴方)離婚して下さい。それだけ言いに来ました。
颯太)は…？何言ってんの？する訳ないだろ！
貴方)離婚して下さい。
颯太)お前……！
バンッ
貴方)やめてっ！
中から大きな物音と、Aの叫び声が…
Aっ…！
思わずドアノブに手をかける。
貴方)来ないで！
義勝)なんでだよ！
貴方)私が蹴りをつけるから、そうしたいの…！
義勝)……
バタン
そしてまた大きな物音。
俺は金縛りにあったかのように動けなくなってしまった。
貴方)お願いします！
バンッ
貴方)お願いします！
＊＊＊
どうして君はこんなに強いんだ、
それに比べて俺は、守ってやれずに…
ガチャ
義勝)Aっ！
そこには涙で顔を濡らし、乱れた服装の君がいた。君の肌は所々赤く染まっていて…あいつに殴られたのか＿？！
貴方)これで、自由だよ。やっと…義勝と…いれ……る……
ふわりと優しい笑顔を浮かべた君は、
そういうとバランスを崩し、倒れた。
義勝)Aっ！
貴方)義勝……大好き……だよ……
君は俺の腕の中で綺麗な笑顔とともに一筋の涙を流して…
なんでこんなに君は弱いんだ。
俺が守ってやらないと…
そっと目を閉じた…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
FREEDOM【2】楽しんで頂けているでしょうか？
書き始めてから現在二日目なのですが、hit数が700を超えていました！
ありがとうございます！
それに最高評価を沢山いただけて…
とても、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもFREEDOM【2】の方をよろしくお願いします！
By sweet*
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sweet*(プロフ) - 気ままな猫丸@米民さん» 外し忘れてました（笑）ご指摘ありがとうございますm(_ _)m (2017年8月6日 15時) (
レス) id: 1a48eec903 (このIDを非表示/違反報告)
気ままな猫丸@米民(プロフ) - オリジナルフラグを外し忘れてますよ(*´-`) (2017年8月6日 14時) (レス) id: 08b909fcc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweet* | 作成日時：2017年8月5日 22時
