匂い ページ15
義勝side
八木)だ、大丈夫？
貴方)うん…なんともないよ…
義勝)A…！大丈夫じゃないだろ！こんなに頬赤くして！あいつにやられたのか！？
君の声が聞こえて慌てて部屋か飛び出して、
君の頬に手を当ててそう言った
貴方)触らないでっ！
義勝)なんでだよ！
貴方)もう優しくしないで！私の目の前に現れないで！毎日あんたが夢に出てきて辛いの！お願い…
義勝)A……
貴方)今度こそ、さよなら
この前と同じように、
君は俺の手を振りほどき、
走っていく。
どんどん遠くなる背中。
義勝)……
武正)何があったか、ちゃんと話した方がいいんじゃないの？もう会えないかもしれないんだよ？
巨匠)後悔するくらいなら、行って自分の気持ちにぶつけて来いよ！
八木)いけ！義勝っ！
義勝)ありがとう…
このままじゃ終わりたくない。
あの時みたいに君が欲しい。
もう見えなくなった君の背中を探して、
走った。
＊＊＊
義勝)Aっ！
貴方)っ…なんで…
義勝)このまま終わらせたくない。Aとの事…
貴方)終わらせたのはそっちでしょ！？
義勝)昔、えりと遊んでたのは本当。でも、Aと付き合ってからはそういうのは1回もなかった。
貴方)じゃあ、この間のはなんなの…
君は震えながら涙を流している。
義勝)俺らが別れて、俺とえりが付き合わないと、あの元旦那とAが離婚した理由。DVじゃなくて俺との不倫だったって、マスコミに流すって脅されて…
貴方)それじゃあ…
義勝)守りたかったんだAを。Aの夢をこの手で壊したくなかった…ごめん…
Aを抱き寄せ、
思いっきり抱きしめる。
貴方)それは、嘘…？
義勝)ううん。本当。
貴方)信じられないよ。そんなの。
涙で濡れているAの頬を手で覆って、
ちゅ、
と軽くキスを落とした。
義勝)抵抗しなかったってことは信じてるって事だろ…？
貴方)ばが…
弱い力で俺の胸をポンポンと叩く。
義勝)ごめん…
何も言わずに君はぎゅっと俺の服を握っている。
君の温もりが帰ってくる。
ポッカリと空いた心の穴がどんどん満たされて…
このまま2人で消えてしまいたい
貴方)義勝の匂いがする…
義勝)そう…？
貴方)大っ嫌いな義勝の匂い…
俺はただ君を抱きしめることしか出来なかった。
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sweet*(プロフ) - 気ままな猫丸@米民さん» 外し忘れてました（笑）ご指摘ありがとうございますm(_ _)m (2017年8月6日 15時) (
レス) id: 1a48eec903 (このIDを非表示/違反報告)
気ままな猫丸@米民(プロフ) - オリジナルフラグを外し忘れてますよ(*´-`) (2017年8月6日 14時) (レス) id: 08b909fcc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweet* | 作成日時：2017年8月5日 22時
