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その言葉が聞こえて、息を呑んだ。
いや、解っていたはずだ。なにを今さら驚いているんだ。
自嘲気味にわらう。
でも、ロボロは違う。
「……嘘やろ？」
「……ほんまや」
「な、なんで！ なんでAが死ぬねん！！」
「赤信号だったところを渡ったらしい。運転手曰く、青信号になった途端急に飛び出してきたって」
「なんで……」
声色から察するに、泣いているのだろう。さっきまで喧嘩してたのに、優しいなあ。
「おれ、まだAに……」
「……うん」
「まだ、Aに伝えてへん、好きやって」
……ん？
「好きやったのに、なんで死んでまうん」
「……そうやな」
「まだ、謝ってもないのに、なんで、」
え？ まって、私が死んだことよりも衝撃的なんだけど。え？？
ロボロ、私のことすきだったの……？
そんな素振り一度も見してくれたこと無いよね？ 嘘でしょ？
「こんなことなら、もっと早く言っておけばよかった」
「……」
ほんとだよ！！！
スマホ見て！ 私ここ！！ 多分二人のスマホのどちらかにいるから！ 見て！！
アイコンの裏から出て手を振る。
「おれ、あかんわ」
「……」
「なんかな、Aの声が聞こえんねん」
聞こえるのなら見て！！
「幻聴まで聞こえるなんて、そんなに好きやったんやな、おれ」
「ロボロ……」
とりあえず画面見て！！
「画面なんか見たってなんも……」
ロボロと目が合う。
思考が停止しているのか、お互いに何も話さない。
「……A？」
「うん……」
「は？ どうしたロボロ」
「いや……Aが、おれのスマホの中にいる……」
「ロボロ……お前そんなにAが好きやったんやな」
「いや、ほんまにいる」
「……時にはな、現実と向き合わなダメやで」
「向き合ってるから見えるんやけど」
「……ほんまに大丈夫？」
端からみたら精神が病んでいるだろうロボロは、瞳からぽたぽたと涙を流しながら、画面の中の私を見ている。
「ロボロ」
「おん……」
「すき！ 大好き！！」
「おん……」
「死んじゃってごめんね。喧嘩のほうも、ごめん」
「ほんまやで……」
「ロボロは？ 私のこと好き？」
「……すき、なのに、お前は」
「うん、ごめんね」
心配そうにロボロを呼ぶシャオロンの声なんて聞こえない。
シャオロンがロボロの家に来るまで、ロボロは泣いていたし私はどうにかここから出ようと頑張っていた。
結局、成仏するまでの間は私とロボロは恋人で、ロボロのスマホに住まわせてもらうことになった。
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スイ(プロフ) - 脳内お花畑さん» スイさんは神ですよ←お花畑さんですね！りょーかいしました！ (2019年7月6日 3時) (
レス) id: fc5840509f (このIDを非表示/違反報告)
脳内お花畑(プロフ) - スイさん» スイさん！！いつもいつもありがとうございます！もしかしてスイさんは神ですか？それとお花畑で良いですよ！ (2019年7月6日 2時) (レス) id: 999cc5b25a (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - 脳内お花畑さんの作品他の見よーおもたらすでにお気に入り作品にしてて草← (2019年7月6日 2時) (レス) id: fc5840509f (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - かこつです！リクエスト答えていただきありがとうございます (2019年7月2日 15時) (レス) id: 33b10db5e5 (このIDを非表示/違反報告)
脳内お花畑(プロフ) - ベリーさん» なるほど！察しが悪くてすみません…！私も昔見てましたよ、かわいいですよね〜。多分主はNo.6ちゃんのようなことはしないと思いますけど…。萌え禿げたのならエミさんのお話を見ましょう！そうしましょう！ (2019年6月30日 0時) (レス) id: 999cc5b25a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：脳内お花畑
| 作成日時：2019年5月31日 19時
