【2j3j】なんたって生徒会！ (ページ9)

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8話ページ9

「はーい！どうやらメンバーそろったみたいだし、今年度生徒会顔合わせを始めようか！」

くだらない会話をしていると、一人の男子生徒が声を上げた。

その言葉をきっかけに各々好きに集まっていたのが、指定された席に座り始める。

私は【書記加賀美ナナミ】と書かれた席に座った。

隣の席は同じ役職である四季凪君だった。

ここでもしゃべれる相手が隣だったことに、なんて運がいいんだ…と思いながら教壇にたっている先ほどの男の子に目を向けた。

「じゃあみんな席に着いたということで…。自己紹介しようか」

「僕から！今年度生徒会、生徒会長に選ばれました。風楽奏斗って言います！これから１年よろしくね」

生徒会長、風楽君というらしい。

きれいなブロンドの髪で、さながらどこかの国の王子様のような風貌をしている。

ましてや今の印象ではとても性格がよさそうな好青年だ。すんごい女の子たちにモテそう。

「じゃあ次ひば！」

「はーい！生徒会広報になりました！渡会雲雀です！何任されたのかよくわからんけど一生懸命がんばります！よろしくー！」

次に自己紹介したのは紫色の髪にピンクのインナーカラーが施されている渡会君。

初見はピアスバチバチで派手な子だなって思ったけど、すごい元気でいい人そう。

そして陽キャだ。これは。

「席順で私か？はい！同じく生徒会広報の鏑木ろこです！まさか自分が生徒会に選ばれるなんて思ってなかったからびっくりしてるけど、選ばれたからには頑張ろうと思います。よろしく！」

挨拶したあと、渡会君と「分かるわろこちゃん～！」と盛り上がっているのが見えた。
さすがコミュ強同士。知り合いだったかそういえば。