【2j3j】なんたって生徒会！ (ページ7)

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6話ページ7

西校舎２階、廊下をまっすぐ進んだ突き当り。

そこが生徒会の活動場所である生徒会室の場所である。

主に生徒が利用している本校舎とは少し離れている棟であり、利用するとすれば西校舎に部室がある部活動や先生方くらいだろう。

そんな人気の少ない校舎にある部屋の中で、ひと際大きな扉で構えられいるのがこれから私たちのホームになる生徒会室だ。

そんな扉を開けて、中に入る。

既に私たち以外のメンバーはそろっていたのか、思い思いの場所に座り、楽しそうに談笑している。

女の子たち二人、男の子たちは二人ずつで固まってしゃべっている。

挨拶したほうがいいかな…と考えていたところ、隣にいた海妹が大きな声を発した。

「ぽんーーーー！！あまがせも～～！！」

「あ、海妹だ」

「四葉じゃんやっほ」

「何と、鏑木もいるんですよね」

「しれっと入ってきたねろこ…」

海妹と鏑木はいとも簡単に女の子たちの輪に入り、楽しそうに４人で会話を始めてしまった。

(二人とも…ハブんないでっていったじゃん！！！)

開始早々に私は一人になってしまった。

できるならばあの輪の中に入っていき自己紹介するべきなんだろうが、あいにく私にそんな度胸はあるわけがなく、ただただ呆然と立っていた。

(ふたりともちょっと恨むかもしれない)

虚無の顔でそんなことを考えていると、「あ、ナナミさんだ」と声をかけられた。

振り向くと手を振りながら近づいてくるセラフ君とそれについてきている四季凪くんがいた。