【2j3j】なんたって生徒会！ (ページ6)

今日:3 hit、昨日:8 hit、合計:7,284 hit

5話ページ6

二人からの好意を再確認できたところで現在に戻る。

今は新しいクラスのホームルームが終わり、生徒会室に向かっている。

これから今年度生徒会メンバーの顔合わせがあるのだ。

そういえば新しいクラスは今年も３人とも同じクラスで２年１組だった。

生徒会は１組に固められてるらしい。

ほかの人たちはまだよくわかんないけど…。

「てか四季凪とダズズもいたよねー？ぽんとあまがせも！」

「そいえばいたね」

「まぁあの人ら明らかに優秀って雰囲気あるよねー」

海妹のいう“ぽん”さんと“あまがせ”さんは存じ上げないんだけど、どうやら二人の幼馴染らしい。女子私だけハブにならないか心配になってきた。

そしてまたもや海妹のいう“四季凪”と“ダズズ”っていうのは、１年生の頃私たち３人と同じ１年２組だった四季凪アキラくんとセラフ・ダズルガーデンくん。セラフ君に関しては原型がないよ海妹。

彼らとは幾度か話す機会があり、なにかしら話題を作らないと気まずいってなるような仲ではない。と自分の中では認識している。(相手がどう思ってるかはわからんけど)

こう思うと生徒会、結構顔見知りが多いなと感じる。

自分自身そこまでコミュ力があるわけでもないから、最初から話せる相手がいることはとても助かるのだ。

「うみせ顔見知りしかいないよ」

「強すぎるだろ海妹」

「ちなみにいうと私も全員知ってる」

「え、まさかの私だけ…？」

顔見知り多くて助かると思っていたら、二人は全員知り合いなのか。
コミュ強すぎて尊敬に値するよ…

「頼むからハブかないでね…後生だから…」

「ハブくわけないでしょ！笑なんならずっとへばりついてるからね鏑木は」

「それはそれで勘弁してほしいかも…」

「なんでやねん」

「おら着いたよふたりともー」

鏑木と漫才のようなやり取りをしていたらもう生徒会室についてしまった。

いよいよこれから１年間仲間として活動するメンバーと顔合わせだ。

さっきも話した通り、あまりコミュ力が高いわけではないので少し緊張しながらそのドアを開けた。