らくだい魔女のバレンタインデー

下準備１ ページ2

「ハァーー」
深〜いため息をついた
「どうされました？フウカ様」
風呂上がりのあたしの髪をといている
セシルがきいてきた
「あぁバレンタインのことで...」
「バレンタイン！」
やっぱりこういうての話って
みんな興奮するのか
「フウカ様は誰にあげるのですか？
やっぱりチトセ様ですか？
それとも別の人？」
⁉
「なんでチトセが出てくるのさ！」
なんであたしがチトセなんかに！
「えーだって昔はよく
『大きくなったらチトセと
結婚するの〜』
な〜んて城中に行って回っててじゃないですか」
！！！一っ番思い出したくないものを〜(怒)
「昔は、ね！！」
昔はよく泣く子だったのに今じゃ皮肉たっぷりの憎たらしい奴だよ！


..まぁ感謝の印に義理チョコ？ってのを送ってやろうか。
別にあげたくて上げるんじゃないし！
義理？だからOKだよね！

あ..........。
本命........。
うーん
あたしってキースが好きなのかな？
好きってなんだろ？
なん、なん、、だ、ろ、、、。



「ん、、ふぅ、、」
あれ朝だ…。寝ちゃったんだ…。
しばらくボーッとして、いきなり目が覚めた。
「ヤバイ！学校！」
バタバタと仕度をしていると
「姫様〜朝ですよ〜。ってどうしたんですか？今日は早いですね。」
セシルに言われて気づいた。
「まだ時間あるじゃん！」

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