白髪少女と赤髪少年の恋愛物語 【赤羽 業】3

操られる時間 ページ46

カルマ side


少しAの頭を撫でた


『気おつけてね…寺坂くん』

寺「おうよ！………あと…さっきは悪かったな…突き落としちまって」

『大丈夫だよ、ムカつく事は誰だってあるよ』

赤「……突き落とした？」


こいつ殺されたいの？


寺「い、いや違うんだ！悪気はなくてだなー…」

赤「あいつらより先に俺が殺ってあげようか？」

『もう大丈夫だってば…速く作戦を実行して来なよ』

赤「はぁ…この事は後で話そうね、寺坂？」





シ「さあてトドメにかかろう？イトナ」

寺「おい！」

シ「寺坂くん」

寺「よくも俺を騙してくれたな…！」

シ「まぁ、そう怒るなよ…ちょっとクラスメートを巻き込んじゃっただけじゃないか？E組で浮いてた君にとっちゃ丁度良いだろ」

寺「うるせぇ！テメェらは許さねぇ…イトナ！！テメェ俺とタイマンはれや！」

殺「やめなさい寺坂くん！君が勝てる相手じゃない」

寺「引っ込んでろ！膨れだだこ！」

シ「あはは、健気だねぇ……黙らせろ…イトナ」

潮「カルマくん！」

赤「いーんだよ、あのシロは俺たち生徒を殺すのが目的じゃない…生きているからこそ殺せんせーの集中力をそげるんだ、原さんも一見危険だけど…イトナの攻撃の窓になる事はないだろう。だから寺坂にも言っといたよ…気絶する程度の触手は喰らうけど逆に言えばスピードもパワーもその程度」


寺坂はイトナの触手を止めた


『凄い…』


Aも驚きを隠せないようで声が漏れたみたいだ


シ「よく耐えたねぇ、ではイトナもう一発あげなさい」

イ「ハックシュン！」

シ「ん？」

赤「寺坂のやつ昨日と同じシャツなのままなんだ」

潮「え？」

赤「って事は変なスプレーの成分を至近距離でたっぷり浴びたシャツだって事だ」

『じゃあイトナくんも殺せんせーと同じ症状になるんだ』

赤「で、イトナに一瞬でもスキを作れば原さんはタコが勝手に助けてくれる」

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