白髪少女と赤髪少年の恋愛物語 【赤羽 業】3

訓練の時間 ページ27

A side

『おはよー』

潮「あ、おはようA！」

『今日1時間目何だっけ？』

潮「うーん、確か体育だったよ」

『うっ、今日はあんまり動きたくないなー』

潮「ちょっと僕も眠いかな」

『あれ、意外…』

潮「昨日はちょっと調べ物とかしてたから」

『へぇ…』

潮「…ねぇ、こんな事さあんまり聞きたくないんだけど…」

『カルマの事？』

潮「うん…」

『大丈夫だよ。普段通りに接してくれれば良いから、その方が私も私らしくいられるし』

潮「…無理しないでね？」

『もちろん！イリーナ先生にも言われたし、これ以上働いたらお説教だよ…』

潮「あはは…」

『さーて、今日もバリバリ暗殺しょっか！』

潮「うん！」









烏間 side


烏「視線を切らすな！ターゲットの動きを予測しろ。全員が予測すればそれだけ奴の逃げ場を防ぐことになる！」


訓練開始から4ヶ月目に入るあたり可能性がありそうな生徒が増えて来た

磯貝悠馬と前原陽斗…運動神経が良く二人掛かりなら俺にナイフを当てられるケースが増えて来た

赤羽カルマ…一見のらりくらりとしてるがその目には強い悪戯心が宿っている

女子は体操部出身で意表をついた動きができる岡野ひなたと男子並みのリーチと運動力をもつ片岡メグ

そして最後に星野A…やはり有名な暗殺チームから出て来たので銃撃もナイフも上出来だ。普段ゆったりしてる様に見えるが暗殺する時の目になると人が変わるぐらい違う

この辺りがアタッカーとして非常に優秀だ


「そして殺せんせー…彼こそ理想の教師像だ、あんな人格者を殺すなんてとんでもない」

烏「人の思考をねつ造するな…失せろターゲット！」

殺「ニヒッ」


この他に目立った生徒はいないものの全体を見れば能力は格段に…


烏「っ…！」


俺は得体の知れない気配を後ろで察知したため防いだ


潮「いった…」

『う、渚の頭が私の頭に…』

烏「すまん！２人とも…ちょっと強く防ぎすぎた」

潮「あ、へーきです」

杉「バッカでー、２人ともちゃんと見てないからだ」

潮、星「うっ…」


…気のせいか？今まで感じたことがない得体の知れない気配は？
それに…何だ？２人から同じ様な殺気を感じた……

いつも一緒にいるからか？

作戦の時間→←心の入れ替えの時間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す