【イナイレ】鷹のツバサー番外編ー (ページ3)

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とある日の女子会ー ② ページ3

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「そういえば、前にAちゃんの好きな人のウワサ聞いた事あるけど、どうなの？」

秋のふとした質問にAは飲んでいた飲み物が器官に入りむせかえる。夏未はそれに驚いてはAの背中を叩いて大丈夫か聞く。

秋と冬花も驚いたのか少し慌てていたがAの口から大丈夫だと返事が返ってくるとほっと息を吐いていた。

『…一瞬、危なかった』

「気をつけてよ？それで、実際のところどうなの？」

『ちょっ、夏未まで？？』

「私も気になるかも」

「でしょ？音無さんも前に気になるって言ってたわ」

どうなんだと目をワクワクとさせた夏未達の視線がAに集まる。女子特有の恋バナは結構盛り上がるのを知っていたが、まさか自分がこの立場になるとは思ってすらなかったAは少し照れくさそうに目をそらす。

『……いるよ好きな人』

ポツリとか細い声で呟いた返答に三人は盛り上がるかと思いきや、やっぱりと声を揃えた。
それに目をパチパチと瞬きを繰り返し、えっと声を漏らすA。

秋「なんだかそんな気はしてたの」

冬「Aちゃん、豪炎寺くんと話してる時すごく嬉しいって顔してたし」

夏「Aって、案外わかりやすいところあるのよね。自覚が無いし鈍感だから大変だったでしょうね、彼」

『……待って待って』

Aが顔を抑えてそう言うと三人はキョトンとした顔でAを見つめるも、それどころでは無い。

『私、名前出してないよね？なんで豪炎寺だって……』

夏「なんでって、彼でしょ。Aの好きな人って」

まさか違うのと首を傾げる夏未に開いた口が塞がらないAは固まる。
秋と冬花も夏未と同じ様に違うの？と更に追い打ちを。

『ど、どうして』

夏「どうしても何も、前から気づいてたわよ」

秋「Aちゃん、豪炎寺くんと話す時だけ少し違うもの」

冬「特別って感じがしてたから、わかりやすかったよ」

三人からの暴露にAは顔を赤く染めては恥ずかしくなり項垂れた。

まさかバレていたとは思ってなかったのだ。

三人は照れるAを見て可愛いと思いながら、初々しいAを微笑みながら見つめた。