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表彰式等も終え第一回FFIは幕を閉じた＿＿＿＿＿
代表選手達と記念に写真を撮ったり、談笑を楽しんだ後各国の選手たちは帰国する。
Aもまた例外ではなくオルフェウスの皆と共に空港にいた。
「あ、Aちゃん！」
『あれ、秋。それに夏未もどうしてここに？』
椅子に座っていたAは駆け寄ってきた秋達を見れば席を立っては向かう。
イナズマジャパンの帰国は確か明日の早朝だと夏未から聞いていたのにと首を傾げる。
秋「夏未さんから聞いたの。Aちゃん、日本には戻らない……手術があるって…本当？」
眉を下げ悲しそうに秋はそう話、Aは夏未を見る。
夏「一応ね、木野さんには詳しく知らせといた方が良いと思って。円堂君達はAが日本に帰らない事だけ知ってるわ」
『そっか』
それもそうだよね、と一人納得すればちゃんと話さなければと秋の顔を見る。
『ごめんね、秋』
「……」
秋に無言のまま不安気な顔で見つめられ、Aは困った様に眉を下げる。少しの沈黙の後、おもむろに口を開いた。
『私さ、病気の事を知ってから守れない約束だけはしないって決めてたの。相手に希望を持たせるような約束は絶対しない様に』
秋と夏未は突然の話に不思議そうに首を傾げるも、静かに続きを待つ。
『でも、約束する。絶対、また帰る…また皆に会いに行く。私、まだ皆とサッカーしたいから……えちょっ！？』
秋にギュッと抱きしめられ、Aは目を見開いて驚きアワアワと手を挙動不審に動かす。
秋「絶対よ！絶対、また帰ってきてね」
そう言うと秋は腕の力を緩め真っ直ぐにAの目を見た。Aはその真っ直ぐな目を見つめ返すと頷く。
『“約束”する、絶対に守るから』
夏「……約束したからには、守るのよ？これは理事長だけでなく皆からの言葉と思いなさい」
『あはは、肝に銘じとくよ』
秋「そうね。Aちゃんを待ってるのは私達だけじゃないもの」
三人で目を合わせて笑うと、気休めにしかならいないかもしれないが、小さな子供のように小指を絡めて約束する。絶対にこの約束は守るんだと。
「A先輩ー！！！」
顔を上げ声のした方を振り返れば、春奈や冬花を初めとした皆が手を振ってAの名前を叫んでおり、それを見たAは嬉しそうに目を細めて笑った。
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ビジュ(プロフ) - 完結おめでとうございます。少し寂しい気もしますが、完結まで作品を追えたこと嬉しく思います！本当に主人公は幸せになったんだなぁと…！これからも檸檬堂さんの作品を拝読できることを楽しみにしています(◕ᴗ◕) (3月6日 22時) (
レス) id: 529a911b17 (このIDを非表示/違反報告)
ユカミナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！新たなお話も出るということで楽しみにしてますね！主人公も、今作主人公と真逆の弱々ナヨナヨな男主人公とかどうでしょう？ (3月3日 23時) (レス) @page21 id: a4557d672b (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - はじめまして、望です。この作品いがいと面白かったです。出来れば、恋愛なしの女主人公で、お願いいたします。 (3月3日 22時) (レス) id: 4646d44007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬堂 | 作成日時：2024年2月13日 4時
