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卒業式を終えると皆は部室の方へ集まっていた。
部室には“ 卒業おめでとうございます！ ”とでかでかと書かれたホワイトボードが置いてあり、他にも皆と撮った写真も飾られていた。
中にいた円堂は風丸に呼ばれ外に出る。
「皆、待たせてごめん！」
「「「キャプテン〜！！」」」
円堂の元に壁山や栗松達が泣きながら駆け寄り抱きついた。
そんな彼らに円堂は微笑む。
「おいおい、キャプテンはお前の方だぞ栗松」
「は、はいでヤンス！」
栗松はハッとして円堂から離れれば泣くのをやめピシッと姿勢を正して立ち威勢よく返事した。
「皆も栗松キャプテンを盛り上げてくれよな！」
「「「はい！」」」
円堂の言葉に壁山達が返事をする中、キャプテンである栗松も思わず返事をしてしまい、ハッとして目を丸くして固まっていた。
その様子を微笑み見ていた春奈に夏未が声をかける。
「音無さんもこれからはマネージャーのキャプテンといったところかしらね」
「はい、頑張ります！チームのフォローは任せてください！」
夏未は満足気に微笑見返した。
虎「得点王なら俺なりますんで、守りは固めて下さいよ！キャプテン♪」
栗「うぅ……プレッシャーでヤンス；」
風「しっかりな！来年はFF三連覇がかかってるんだ」
染「雷門は追われる立場ってわけだ」
次々と言われ栗松には目に見えないプレッシャーの重圧がのしかかり、押しつぶされそうになる。
栗「本当に俺でいいでヤンスか？」
豪「お前だからいいんだ。足を負傷しながらもチームのためにボールを繋げたお前のプレー、俺達は決して忘れない。そんなお前だからこそ、俺達は託せるんだ」
「！はいっ！目指すは三連覇！頑張るでヤンス！」
栗松はウルッとしていた目元を拭いそう宣言し、その姿を見た円堂は微笑み頷いた。
そして皆は移動し始める。
夏未は円堂達の後ろを少し離れて歩きながら、本来ならここに居て共に笑っていたであろう幼馴染の姿を想像しては目を伏せた。
「夏未さん？」
秋はどうしたんだろうと心配そうに夏未の事を呼び、それに気づいては首を横に振って笑う。
「なんでもないわ、私達も行きましょう」
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ビジュ(プロフ) - 完結おめでとうございます。少し寂しい気もしますが、完結まで作品を追えたこと嬉しく思います！本当に主人公は幸せになったんだなぁと…！これからも檸檬堂さんの作品を拝読できることを楽しみにしています(◕ᴗ◕) (3月6日 22時) (
レス) id: 529a911b17 (このIDを非表示/違反報告)
ユカミナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！新たなお話も出るということで楽しみにしてますね！主人公も、今作主人公と真逆の弱々ナヨナヨな男主人公とかどうでしょう？ (3月3日 23時) (レス) @page21 id: a4557d672b (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - はじめまして、望です。この作品いがいと面白かったです。出来れば、恋愛なしの女主人公で、お願いいたします。 (3月3日 22時) (レス) id: 4646d44007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬堂 | 作成日時：2024年2月13日 4時
