05. ページ6
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審神者とこんのすけが居なくなったあとの広間は静まり返る。
三日月は先程の娘の顔を思い出しては笑う。
「(冷たい眼をしておったなぁ…上手く隠してるつもりか、それとも隠すつもりもないのか…)」
薬研「旦那、これからどうするんだ？」
鶴丸「確かにな。いつもならとっくに審神者を追い出してる頃だろう？」
三日月は鶴丸にそう言われ「確かにな」と呟き、顎に手をあて考える素振りをみせる。
そして閉じられた襖の奥にいる者に向けて声をかける。
「こんのすけよ、お主は何故彼奴を選んだのだ？」
スススッと静かに襖のを開け、ぐったりとした管狐はため息を零し中に入れば座る。
管狐「あの方なら、あなた方の事を理解出来ると思うからです。……まぁ、扱いづらい方ではありますが」
加州「理解？……人間に出来んの、そんな事が。俺から見たら彼奴もただの変質者なだけで今まで来た審神者と変わらない様に見えたけど」
「ふむ……暫くは様子見だな。使えないと判断した時は容赦なく切り捨てるぞ」
管狐「……わかりました」
三日月は初めに何かを言おうと口を動かした管狐が、それを言わずに頷いて去って行くのを見ていた。
「妙な動きをしていたらすぐに知らせるのだ、良いな？」
刀剣達は各自頷いたりすると広間から出て行く。
そして三日月は皆が居なくなったあと、その場に座って残る石切丸に目を向けた。
「…何かわかったのか？」
石切丸「いや……ただ、気になる事があってね」
「ほぉ……？」
石切丸「私も探りを入れてみたりするよ。何か害があるならすぐに教えるさ」
そして石切丸もいなくなり、三日月一振残される。
「厄介な審神者を連れてきたなぁ……」
先程三日月が見た娘の背後に付いていた者を思い出してはそう言った。
「(何をしたらあんなモノが付きまとうのか…)」
難儀なものよ、と言っては茶を啜った。
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こころ - 更新されてる？！有難う御座います…！！！！これからも待ってます！ (2023年1月22日 8時) (
レス) @page28 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新まってます…！ (2022年10月29日 10時) (レス) @page25 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年10月26日 19時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
やよ - すっげぇ好き……え、めっちゃ好き……え、えぇ好き……(語彙力)更新まってます！！ (2021年9月17日 15時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年9月12日 3時
