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「ここが広間であっちに進むと＿＿＿」
三日月の後に明石と蛍丸そしてその後ろを私が歩き、案内を聞きながら“成程〜”とつい声が出る。
「成程って…主さん審神者なんだからわかるんじゃないの？」
『いや〜……審神者と名乗れるほどの偉い人間じゃないので私は。ね、三日月様』
「…そうだな。そんな事よりも審神者よ、何故そんなに離れた後ろを歩く。隣に来い」
『私なんかが隣を歩くなんておこがまし……いえいえ、なんでもないです今行きます』
清く断ろうと思えば目を細め微笑む目から断る事を許さないと伝わってきた。おっかないおっかない。
幼い子の前で殺されるのは勘弁だとこばしりで隣に移動すると、それを奇妙な目で見る2振り。
「明石と蛍丸は来派だったな。愛染と同じ部屋の方がまだ良いだろう？」
「国俊いるの？」
「ああ、ずっとお主らを待っていたさ、ここの通路の奥の部屋だ。審神者や、部屋を開けてみろ。面白い事が起こるぞ」
『はいはーい……え？』
今まで部屋を開けることも刀剣と関わることもしてこなかった、否しないようにしてた私に今言ったのだろうか。
何を突然言うんだと三日月を見るも顔からは何も読み取れない。
『正気ですか？』
「狂ったように見えるか？」
『いえ……、では逝って参ります』
敬礼し先頭を先に歩いて部屋の前に立つ。その後ろには三日月達も着いてくる。
念の為襖を2回ノックするが中からは物音ひとつしない。
「もしかして寝てる？」
「さぁなぁ〜、でもやけに静かやな」
『……失礼しま』
襖を動かしたった数cm。そこから何かが飛んでくる。
それを私の喉を掠める前に三日月が止め、漸く飛んできたものが刀だと認識した。
「＿＿＿＿＿＿感想はどうだ？」
『……三日月様、私吐けと言われたら胃の中のもの出せそうですし、過剰なストレスにより円形脱毛症になります』
「そうか、今は耐えろ」
愉快そうに笑っている三日月と驚いている明石と蛍丸。
死ぬと思った本気で。
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こころ - 更新されてる？！有難う御座います…！！！！これからも待ってます！ (2023年1月22日 8時) (
レス) @page28 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新まってます…！ (2022年10月29日 10時) (レス) @page25 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年10月26日 19時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
やよ - すっげぇ好き……え、めっちゃ好き……え、えぇ好き……(語彙力)更新まってます！！ (2021年9月17日 15時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年9月12日 3時
