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「『は？』」
見事にハモった声。
突然のことに自分の手も止まるが、すぐにまた作業に戻る。
試すなら煩いこんちゃんの居ない今のうちしかないんだから。
「……一体何をしてるんだ君は」
『今集中してるんです、邪魔しないでください。
あとここに頭を通して……』
「いや、何しようとしてるんだ」
『見て分かりません？？首吊りですけど』
「そうかい、邪魔したな。
……とでも言うと思ったのか？」
『無視して大丈夫ですよ。何か用件でも？』
ロープに手をかけて首を通しながら問うと「待て待て」と制止され、ロープを白い人は私から取り上げる。
何してくれるんだ。
「驚かせようと思えば、どんな驚きだ。こんな驚きは今まで感じた事も見た事もない」
『そうですか。返して下さいよ』
「馬鹿か君は」
『良いロープを見つけたら、1度は誰にでも試してみたくなるでしょう？』
「馬鹿なのか」
失礼だな。と白い人＿鶴丸国永を睨むが、彼はロープを見ては「確かに良い紐かもしれないが」とまじまじとロープを見ていた。
ほんとに何の用で来たんだこの神様。
『何の御用ですか。見ての通り、変な事してませんけど』
「嘘言うな、今してただろう。今までそんな人間見た事ないぞ」
『何言ってるんですか。至って正常な人間ですよ』
「困ったな、話が通じない」
鶴丸は呆れた顔をして目の前に座ると「いや、前から話は通じないな」と言う。
失礼だな、聞こえる様に言うのはわざとか？
『それで？監視なら別に大丈夫ですけど。
見ての通り、何もしてませんし。顕現したら後は三日月様の元に行き任せようと思ってたので』
渋々、私は台として使っていた物に腰掛ける。
みんな1度は首吊りに興味持つと思うんだけどなーと別の事を既に考えながら。
「本当に変な審神者だな」
『そんな、褒めても何も出ませんよ』
「どこに褒めた要素があった。どこにだ
君と話してるとペースが崩れる」
ゴロンと横に転がる鶴丸は、おじさんのように肘を着いて手に顎を乗せると私を凄く変な目で見てくる。
その視線がグサグサと刺さるが無視だ、無視。
何しに来たほんとにこの神様。
こんのすけ、早う戻ってきて。
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こころ - 更新されてる？！有難う御座います…！！！！これからも待ってます！ (2023年1月22日 8時) (
レス) @page28 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 更新まってます…！ (2022年10月29日 10時) (レス) @page25 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年10月26日 19時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
やよ - すっげぇ好き……え、めっちゃ好き……え、えぇ好き……(語彙力)更新まってます！！ (2021年9月17日 15時) (レス) id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年9月12日 3時
