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厚「あ、こら大将。顔を背けるなって」
小夜「主……苦しい」
乱「ん〜やっぱりダメなのかなぁ」
食事を終えて、手の空いた殆どの大人達は片付けやお風呂の準備などをしに向い、審神者は短刀達に預けられる。
今のうちに食後の薬を飲ませようと頑張るが、審神者は小夜に抱きついて顔を埋めていた。
薬研「大将、これ飲まないと治るものも治らないままでずっと山姥切の旦那や堀川の旦那、俺っち達と楽しい事出来なくなるぞ？」
『…楽しいこと？』
五虎「そうですよ！僕たち、これから主様と沢山遊んだりしたいので、元気になって欲しいです…！」
太鼓鐘「だってよ！このまま薬飲まねぇと元気になれないけど良いのか？」
『…嫌』
しぶしぶと小夜に抱きつく腕の力を弱めた審神者は顔を見せる。
そして皆に見守られながら薬を口に含んでは、水でいっきに飲み流す。
その姿を見た短刀達は偉いぞと審神者を褒めまくった。
『……苦いぃ』
平野「薬研兄さんの作る薬は苦いですからね…偉いですよ主君」
厚「……改良した方がいいんじゃねぇか？」
薬研「良薬口に苦しって言うだろ。でもまぁ、今度ちゃんとした医者に診せた方が良いとは思うが」
顔をしかめたまま小夜に抱きつく審神者を薬研は見つめた。
そこへ保護者が戻ってくる。
『！まんば兄』
山姥「薬は飲めたか」
身体を起こして一目散に山姥切に抱きつきに行く審神者と、それを腕を広げて迎える山姥切はそのまま抱きあげて審神者の頬を優しく撫でた。
乱「主さんちゃんと飲んだよ」
山姥「そうか。偉いな」
頭を撫でられて嬉しそうにはにかむ審神者に山姥切は頬が緩むのを何とか抑える。
薬研「さっき話してたんだが、一応大将をちゃんと人間の医者に見せた方が良いかもしれない」
山姥「…そうか」
薬研「難しいかもしれないが、堀川の旦那やこんのすけと話し合った方が良い」
山姥切はうなずいてはしがみついて離れない審神者の頭を撫でると目をしぱしぱさせる審神者。
山姥「眠いか？」
『うん…』
山姥「あと少しで湯浴みだから、少しだけ頑張ってくれ……って、主。ダメだ、歯も磨いてないんだ」
アワアワとする山姥切と限界が近い審神者の様子を見ながら短刀達は癒され、途中で現れた堀川は見守りながら苦笑していた。
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ｽﾞﾋﾞｯ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟！！素敵な作品ですね！更新頑張ってください！！ (2021年11月22日 18時) (
レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます！ (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます！ ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです！ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬堂 | 作成日時：2021年8月18日 23時
