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賑やかな声と足音に審神者は目を擦りながら起きる。
ぼーっとする頭とまだしっかりと開かない目。
薬研「たーいしょ、起きたのか」
鶴丸「ははっ、まだ眠そうだな。どれ、顔でも洗いに行こうか」
グリグリと頭を撫でられながら、審神者が腕を伸ばすと鶴丸は少し驚きながら嬉しそうに笑って抱き上げた。
そして審神者はほっぺを肩に乗せてながらぼーっとしている。
鶴丸「…君、ちゃんとおきてるか？」
『…鶴…温かい……』
へにゃッと審神者が笑い、ズギュンっと鶴丸のハートにクリティカルヒットする可愛さ。
そして何処から取り出したのかも分からないカメラを構える燭台切と骨喰。
宗三「…悶えるのも分かりますが、何時までも主を抱えて悶えないでください」
宗三は審神者を抱きしめて悶え苦しむ鶴丸から、審神者を回収すると鶴丸と変わり審神者を洗面所に連れて行った。
短刀用の台に審神者を乗せて水を出すと審神者はぼーっとしながらも顔を洗う。
『…手拭い……ない』
宗三「わかってます、ほらこっち向いてください」
素直に宗三のいる方へ向き直った審神者の顔を宗三は柔らかい手拭いで水滴を拭った。
『ありがと…宗三兄』
宗三「い、行きますよ、皆貴方が起きるのを待ってたんですからっ」
膝をつけて目線を合わせていた宗三は、耳を赤くしてはササッと立ち上がる。
そして背中を向けながらも手を出して待つ宗三に気づいた審神者はその手を握って広間に戻る。
堀川「主さん！おはようございます」
『堀兄、まんば兄』
山姥「…主、わかったからよじ登るな、危ない」
山姥切と堀川を見た審神者は目を輝かせては嬉しそうな顔をした駆け寄り、山姥切の背中をよじ登ろうとする。
宗三はその姿をみて微笑んでいると堀川が小さく頭を下げた。
堀川「主さんの事、ありがとうございます。今後も主さんの事たまにでも良いのでみてくれませんか？」
宗三「…そうですね、字の読み書き等を教える必要もあると思いますし。少しなら」
堀川「ふふ……じゃあお願いしますね」
二振りが話していると、山姥切の焦った声が響く。
山姥「あ、こら！あ、主！危ないから乗るならしっかりっ」
堀川「こーらー、主さん！ダメじゃないですかー」
困ったように笑いながら堀川は山姥切の背中にしがみつく審神者を抱き上げる。
そして広間に集まる刀剣は微笑みながら審神者を見ていた。
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ｽﾞﾋﾞｯ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟！！素敵な作品ですね！更新頑張ってください！！ (2021年11月22日 18時) (
レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます！ (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます！ ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです！ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬堂 | 作成日時：2021年8月18日 23時
