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山姥切は広間の中心に目をやる。
……あぁ、そうか。
嗚咽をこぼす審神者を三日月が抱き上げて優しく背中をさすり、他の刀剣達までも表情を和らげて審神者の頭を撫でたり声をかけてる様子に、山姥切もほっとして見守る。
三日「謝るな、俺はお主の笑った顔がみたい」
小狐「ああ、三日月殿さらに主さまが」
石切「まだ私達のこと怖がって…」
歌仙「困ったね、泣かせてしまうとは」
三日「……お主が、前任の罪を償うことなど無い。お主は、その小さな体で皆を救った、それにお主が見たのは幻覚だ。
現に俺は怪我をしているか？」
幼子は三日月を見て触れては首を振る。
三日「そうだろう？なら、大丈夫だ。お主はちゃんと俺を皆を守っているさ」
『…まだ、何も出来てない…から、頑張るね』
三日月は幼女が言った事にあえて何も言わずに微笑んで頭を撫でた。
堀「この様子だと、主さん暫くあのままな気がするから僕達は僕たちの仕事に戻ろうか、兄弟」
山「そうだな。さっさとこんのすけを連れて終わらせるぞ」
足元で審神者達を見守り「良かったですねあるじさまぁぁ……」とグズグズ泣くこんのすけの首根っこを掴んだ堀川は笑顔で「仕事に戻りましょうか！」と言った。
そしてこんのすけには驚く暇も与えずに広間を去った。
鶴丸「こら、目を擦ったらダメじゃないか」
『ん…』
「これを使うんだ、どれ拭ってやろう」
手縫いで優しく目元を拭う刀剣を見て幼子はじっと見つめる。
「あぁ、ちゃんと挨拶するのは初めてだったな。なんせ、あまり部屋から出なかったから。
鶯丸だ。これを気に今度ゆっくり茶でも飲まないか？」
三日「鶯丸の淹れる茶は美味いぞ。今度じじいとも一緒に飲むか？」
『ん……』
鶴丸「君、目がとろんとしてきたぞ。疲れて眠いのか？」
歌仙「お昼寝、には遅いかもしれないが僕は何か使えるものを持ってくるよ」
一期「では弟達が使っていたー」
審神者は皆の声を聞きながら落ちてくる瞼と格闘する。
だが大きな手が目元を覆い、優しい声で囁く。
三日「少しの間眠るといい、おやすみだ…主」
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ｽﾞﾋﾞｯ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟！！素敵な作品ですね！更新頑張ってください！！ (2021年11月22日 18時) (
レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます！ (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます！ ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです！ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬堂 | 作成日時：2021年8月18日 23時
