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こんのすけの話を聞き、広間に集まる刀剣達は幼子を見る。
その眼はとても優しく、愛おしい子でも見つめるかのようだった。
審神者を抱きしめながらこんのすけの話を聞いていた初期刀達は腕の力を強めては、｢大丈夫だ｣と囁いた。
山姥｢…あんた1人を置いて、俺達が折れるわけがないだろ。
この先、いくら危険が訪れようともこの身体が存在する限り俺達は、主の傍を離れる気はない｣
堀川「主さん、僕達はそんな簡単に折れません。
今ここにいるのは、貴方の初期刀堀川国広と山姥切国広です。貴方が、選んだ刀ですよ。
主さんがいない所で勝手に消えたりも居なくなったりもしませんから、大丈夫です」
審神者はその言葉にさらに瞳から大きな涙をボロボロと零しては何度も何度も頷いた。
太鼓鐘はそんな審神者達の姿を見ては、安心したように微笑みながら見守る。
太鼓鐘「よっしゃっ！今日は主回復を祝って、沢山ご馳走を作らなきゃな！」
燭台切「僕も腕によりをかけてご馳走を作るよ」
伽羅「…あいつのは俺が作る」
鶴「さて、俺はおチビの帰りを待ってる奴らに驚きをもたらしてくるかな」
薬研「なら俺っち達は」
「その前にだ」
短刀達の目の前に突然現れたのは、洗濯かごを抱えた一振の刀剣。
薬研は振り返ると｢げっ｣と声を漏らした。
するとその刀剣はニッコリと笑っては「どうしたのかな？」と言う。
薬研「いや、なんでもない……。それより、歌仙の旦那はどうしたんだ？」
歌仙「どうしたんだ？じゃないよ。君達、どこから上がってここまで来たのかな？」
今剣「それはとちゅうのえんがわから……あ」
乱「もしかして…」
短刀達は歌仙が何に対して怒っているのか悟ると明らかにやばいぞという顔をしていく。
歌仙「靴を脱ぎっぱなしにしてバタバタと走り回ってたのはやっぱり君達か。雅じゃな」
厚「悪かった！今すぐ片しに行くから！」
平野「すみませんでしたっ！」
これ以上何かを言われる前にと、脱ぎ散らかしてきた靴を片付けるために短刀達は謝っては持ち前の機動力で消えていく。
歌仙「こらっ！話はまだ終わってないよ！！…全く。
すまないね、こんなに騒いでしまって。」
歌仙は小さな幼女に向けて優しく微笑むと「また後でちゃんと挨拶をするよ。今はこの洗濯物を、ね？」と言って、手を振り去って行った。
初めて見る薬研達の様子に泣いていた幼女は涙が引っ込み、そして歌仙を怒らせるなと教わった。
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ｽﾞﾋﾞｯ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟！！素敵な作品ですね！更新頑張ってください！！ (2021年11月22日 18時) (
レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます！ (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます！ ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです！ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬堂 | 作成日時：2021年8月18日 23時
