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唇を噛む山姥切とは反対に、堀川は微笑んだ。
堀川「なら、主さんの未来がそうならないように、僕達が道標となってあげれば良いじゃないですか」
加州「確かに、それなら俺達にもできるね」
三日「ふむ……」
こん「左様でございます」
山姥切は俯いていた顔を上げ、先程の考えとは変わり良い方へと考えていた。
山姥「過去は変えられなくても、未来は変えられる……」
石切「そうだね。……つまりは、僕達があの子が間違えないよう手助けをするって事かな？」
堀川「はい。……まぁ、信用するしないは僕達が決めますけどね」
三日「はっはっはっ……手厳しいなぁ」
山姥「当たり前だ」
そのとき、こんのすけが咳払いをする。
初めとは違い多少改善された雰囲気に、ホッと安心するこんのすけ。
こん「その話は一度中断を。今は主様についてお伝えする事が」
加州「安定っ！いつまで伸びてるつもり？いい加減起きろよ」
安定「だって僕の主が……」
堀川「大和守さんのではありませんよ」
安定「うっ……」
加州「そうだよ、主は皆のだからね」
大和守は渋々身体を起こしたが、表情は未だにまだ暗いまま。審神者に拒まれたのがかなり堪えたのだろう。
こん「この呪符の事ですが……わたくしに解くのは難しいかと」
堀川「難しい？」
こん「はい。あの呪符は元々前任が、何かで使用する為に用意したようで。微力ですが前任の物を感じ取れます。それも、霊力は少なく呪を詰め込んだようで。
これを解くのは、主様自身以外は難しいかと。そして、呪符の効果が強く反応した原因も恐らくですが……元から使われる予定だったのが主様だったからだと」
山姥「……呪い殺す予定だったのか」
堀川「居なくなっても尚、主さんを苦しめるのが好きみたいですね」
拳を握り怒りを抑える二振り。そして広間の襖を開き、中に入ってくる大倶利伽羅の姿が。
その後ろには薬研も立っていた。
伽羅「…話があるようだ」
薬研「よっ、旦那。ちと、大将の事なんだが……」
薬研がチラリと三日月達を見ると、加州は｢大丈夫だよ｣と言った。
加州「なんかあったの？」
薬研「いや、状態の報告にな」
大和「疲れて寝たとか？」
薬研「…寝たというより、気絶だな。それまではずっと、助けてって呟いてた」
堀川「主さん…」
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ｽﾞﾋﾞｯ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟！！素敵な作品ですね！更新頑張ってください！！ (2021年11月22日 18時) (
レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます！ (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます！ ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです！ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年8月18日 23時
