86 ページ36
事が落ち着くと、一同は稲妻町に帰ってきていた。
皆は久しぶりの稲妻町に喜ぶ。
そんな中Aは疲れきったのか窓に寄りかかって眠っていた。
そして、身体を揺すられて目が覚めたら雷門中に到着し、理事長と校長が、出迎えてくれた。
雷「諸君、よく戻ってきてくれた。夏未から報告を受けたが、真・帝国学園には正直驚いたよ。
苦しい戦いが続くが、君達ならば必ず成し遂げられる。頑張ってくれ。
とはいえ、休みも大切だ。短い時間だが疲れた身体を休めてくれたまえ」
そして皆は解散する。
Aも行こうとすると声をかけられた。
雷「Aちゃん、無事に帰ってきてくれて本当に良かった。君のお父さんも心配していたよ」
『ご心配おかけして、すみませんでした。』
雷「君が無事で帰ってきてくれたから良いんだよ、念の為ちゃんと病院で検査して見てもらいなさい。そろそろ来るはずだからね」
『そのつもりです。でも、そろそろ来るって……』
Aが首を傾げて、総一郎さんが見守る門の方へ視線を向けると、こちらにまっすぐ走ってくる小さな姿が。
蘭「A姉！！」
『蘭丸！』
小さな身体で飛びついて来た蘭丸を抱き上げて、抱きしめる。
蘭「おかえりなさいっ！」
『ただいま、良い子にしてた？』
蘭「うんっ！」
『そっか、偉いね』
えへへと笑う蘭丸を見て微笑んでいると父親も駆け寄って来ては抱きしめられた。
父「無事で良かったっ」
『……ごめんなさい、心配かけて』
父「良いんだ。病院まで送るから行こうか」
『うん』
ホッとした顔で微笑む父を見てAも笑うと、家の車に乗って病院に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
?シアン?(プロフ) - 阿羅姫さん» コメントありがとうございます！読んでいただけてとても嬉しいです！これからも頑張りますので、読んで頂けたら嬉しいです。これからもよろしくお願い致します！ (2021年8月5日 21時) (
レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
阿羅姫(プロフ) - 久々に素敵な小説に出会えて本当に嬉しいです。更新楽しみにしています。頑張ってください、応援しています (2021年8月1日 13時) (レス) id: 13bb198574 (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！不定期な更新ですが、これからも頑張りますのでよろしくお願い致します！ (2021年7月30日 18時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみです！これからも応援しています！ (2021年7月30日 0時) (レス) id: 0aaa4cece3 (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 梅こんぶさん» コメントありがとうございます！作品、見させて頂きました。沢山の小説があり面白かったです！ありがとうございます！ 更新は不定期で波がありますが、これからも読んで頂けたら嬉しいです。ありがとうございました！長々と私もすみませんでした。 (2021年7月28日 15時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年7月18日 19時
