入学編 #4 ページ6
Aside
入学式が始まった。
今は校長先生の話を聞いている。
長い。
話がめちゃくちゃ長い。
しかもクソつまらないのだ。
話を聞くことを放棄し、首を動かさないまま隣に座
っているグクの方を見る。
今もグクはまるで校長の話などまるで頭に入ってい
ないかのようにぼーっとして一点を見つめている。
移動中もずっとそうだった。
話しかけても「あー」とか「うん」としか返事をし
ない。
一体どうしたんだ？とグクの視線の先を見ると、グ
クに隣に座っている朝の時のツウィという女子のこ
とを見ているのに気づいた。
分かりやすっ。
グクを肘で小突いて、小声で聞く。
『お前、ツウィさんのこと好きになっちゃった？』
グクは図星だったのか顔を真っ赤にして
JK「そ、そんなわけないだろ！！？」
と大声で叫んだ。
その後グクは入学式に大声を出して担任に注意され
た面白い奴という印象を他の生徒に与えてしまった
のは言うまでもない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
『悪かったって。グクがそんなに大声出すとは思ってなかったから。』
入学式が終わった後グクは担任に呼び出され注意を
受けていた。
給食を食べて戻ってきてからずっと机に突っ伏した
ままだ。
さっきからグクに謝っているのだが睨まれるだけで
何も答えてくれない。
あれ、ちょっと涙目になってね？
ちょっとかわいそうだったので、バナナキックを奢
ってやると言ったら目をキラキラさせていた。
バナナキック最強。
『にしてもグクが初恋かー。』
JK「す、好きになったわけじゃないし///ただちょっ
と気になってるだけだし///」
『それを好きになるっていうんだよグク』
JK「だから違うってば///」
埒があかない。
『あっじゃあ聞きに行こう』
JK「誰に？」
『ミナヌナに！』
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーメンバー
チェヨン
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紅葉 - 面白くてハマってしまいました! これからも頑張ってください (2022年10月10日 17時) (
レス) @page8 id: aecfef4aa4 (このIDを非表示/違反報告)
Yoshi(プロフ) - ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年10月23日 23時) (レス) id: 27f849cb71 (このIDを非表示/違反報告)
りょーーた(プロフ) - 本当に毎回の更新楽しみに待ってます！これからも頑張って下さい！ (2018年10月23日 23時) (レス) id: a9a8ae8f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨッシー | 作成日時：2018年9月30日 19時
