君と僕との一年間【C.Yuri】 (ページ4)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,132 hit

story4.僕ページ4

涼「んで?最近どーなの?」

僕「…何が?」

涼「んー? 知念は恋とかしないのかなぁって」

僕「何それ、笑涼介こそしないの?」

涼「俺はいいかなー」

僕「ふーん…なんだ、いきなり聞いてくるから好きな人いるのかと思っちゃったよ」

涼「あはは、ごめんごめん笑

……でも気になってる子はいるかも」

僕「…っ！初耳！僕、協力するから何でも言ってね！」

大切な友達だし、僕に出来ることなら何でもやってあげたいな

でも涼介、学校で結構有名だから、ビックニュースだね笑

涼「ははっありがと! なんかあったら言うわ」

やっぱすごいなぁー涼介は

なんでもやる事が早くて、スポーツも出来て、おまけに女子にも男子にも優しい

……羨ましいな

……………あれ?

そういえば、涼介の好きな人って、誰?___________

それは流石に聞けなかった。

僕の中の何かが＂ダメだ＂と言っていた

……なんだろう、すっごくもやもやして、気持ち悪い

僕には好きな人も、好きになる予定の人も、この先ずっといないはずなのに

僕「…………」

涼「知念？どした？」

僕「…えっあ、何でもないよ」

涼「そう? あっ! やべ、先生入ってきた」

うん、僕らしくない。

それより、りょーすけのお手伝いしなきゃっ

楽しみだなぁー

先「こーら、席につけー! 授業始めるぞー」

……あれ、何でりょーすけさっき急にあんな事聞いたんだろ？

________僕のモヤモヤは増えていくばかり。