兄妹ファミリー (ページ10)

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喘息ページ10

智にいちゃんに言われて、学校を休んだ。
昼前になって、翔兄ちゃんが当直明けだって帰ってきた。

ママ「翔、よしが喘息が出て、朝、智に診てもらって、休ませてるのよ」
翔「今の時期、喘息の子おおいんだよ。診てみよう」

ベッドで寝ると咳がでるから、枕を背もたれにしてウトウトしていたら、翔にいちゃんとママが部屋にきた。
翔「よし、しんどいね。ちょっと診るよ」って体温計を挟んで、聴診器で胸の音をきいて、のどをみたり、お腹を押さえたりした。
翔「熱が少し出てきてるな。薬は家にあるので良いけど、喉が腫れてるし、熱はまだ出ると思う。あんまり高くなるようなら、病院連れていくかな？雅紀が帰る時に薬処方してもらうようにしようかな」
ママ「よし、食欲はどう？何か食べれそう？」
よし「ううん、お腹すいてない」
翔「喘息出ると、咳で気持ち悪くなるんだろうなぁ。水分だけでもしっかり摂るようにしような」
ママ「お水がいいかしら？」
翔「そうだね。水かスポーツドリンク飲ませて様子見よう」
ママ「じゃ、取ってくるわ」
翔「よし、夕方までママを独占できるよ。ももは夕方まで帰らないしね。たまには甘えなさい」
よし「うん。。。」
ママ「よし、どっち飲む？」
翔「ももがいないときに、よし甘えさえてあげてよ。普段、ももの世話で母さんに忙しい思いさせてるし、よしにも寂しい思いさせてると思うんだ」
ママ「もう、翔は優しいのね。大丈夫よ」

翔兄ちゃんは少し休むって部屋に行ってしまったので、私の部屋にママと二人になった。
ママは翔兄ちゃんに言われたからか、私の部屋にしばらくいたけど、会話もなくママはしばらくスマホをいじったあと、部屋を出て行った。