お兄ちゃんたち ページ23
病院の食堂で
和「智兄、昨日なんだけど、帰ったときに、よし泣いてて、母さんと学校のこと話してたって言ってたけど、成績表とか広げてたんだけど」
智「母さんに叱られたのかな？成績って今回、3位だったよ。俺、そんなすごい成績とったことないし、すごいって褒めたんだけど」
翔「母さん、よしに期待しすぎなのかな？3位なんて叱ることないじゃん」
和「叱ってたかどうかわかんないけど、よしはすぐ部屋で勉強するって部屋にこもってたし、夕食の手伝いはしてたけど、ずっと暗い顔してたし、ご飯も食べたあとも部屋にこもってて、リビングには来なかったんだ」
智「そっかぁ。。。よしと母さんを二人っきりにしないほうがいいかも」
翔「ももがいても、ダメだよな。今日は、雅紀が休みだって言ってたから家にいると思うけど」
智「明日は、昼からだけでも休みとろうか？明日を乗り切れば、土日だし、翔がいるよね。潤は明日も学校かな？」
和「いや、潤は大学の図書館に勉強しにいってるだけのはず。言ったら、家にいてくれると思うよ。夏休みだし」
翔「そっか、潤にきいてみるのと、父さんにも話ししないとな」
夜、ママとももが風呂に入っているときに
智「父さん、昨日、ももちゃんの昼寝の時間に、よしと母さんが話ししてたらしいんだけど、よしが泣いてたって和から聞いて、どうなんだろう？」
パパ「そっか、母さんは、ドイツに来てから、何回か、よしは女の子だしって、よしのこと心配している様子だったんだけど。離れて関係がよくなるのかなって思ってたよ」
智「実際、何があったかわからないんだけど、よしに聞いたほうがいいのかな？」
パパ「そうだな。聞いてみるよ、よしっていつも部屋にこもってるの？思春期だから？」
智「いや、それが、母さんがドイツに行く前はいつも自分の部屋にいたよ。でも最近はリビングで宿題やったり、ももちゃんと遊んだり、部屋では寝るだけって感じだったんだけどね」
パパ「ママを避けてるんだろう。かわいそうなことしてるな。ちょっと話してみるよ」
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作者名：yoshi | 作成日時：2018年12月27日 16時
