兄妹ファミリー (ページ19)

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入院・治療２ページ19

夜になって、和兄ちゃんが智兄ちゃんと交代して来てくれた。
和「よし、ごはんもうちょっと食べれないか？」
よし「もういい。ごめんなさい」
和「あやまんなくていいよ。明日にはもうちょっと良くなって食べれるようになるよ」

看護師さんが来て熱を測るように言われた。
体温計がなって、見たら39度あった。
和「こんだけ高熱だとしんどいだろう？痛みはどう？」
よし「うん。。。痛いけど。。。涙」
和「泣かないよ。雅兄に聞いたけど、注射怖い？」
よし「うん。。。すごい痛かった」
和「のどにした注射でしょ？痛み止めはお尻か腕だから、注射のが痛くないと思うよ。のどの痛みのがひどいと思うけど」

和兄ちゃんと話をしていたら、雅紀兄ちゃんと先輩のお医者さんがきた。
医者「よしちゃん、お熱高いね。診察させてね」って喉をみたり、聴診器をあてたりした。
雅紀「よし？痛い？涙が出てるよ」
医者「まだ腫れてるし痛いだろうね。注射がんばろう？痛みをとってゆっくり寝た方が良いから」
よし「ううん。。。涙」
和「よし？大丈夫だよ。兄ちゃんが抱っこしててやろう」
医者「そうだね。お兄ちゃんにギュってしてもらってるうちに終わるからね。少しだけがんばろう」
雅紀兄ちゃんが注射の用意をして、和兄ちゃんに抱き上げられた。
雅紀兄ちゃんにパジャマのズボンとパンツを少し下げられて、お尻を消毒された。
医者「ちょっとチクってするね」
よし「あっ。。。う。。。涙」
雅紀「よし、もう少しだよ。頑張れてるよ」
和「大丈夫だよ」
医者「はい、おしまい。よしちゃん、よく頑張ったね」

注射のあと、痛みもとれて、熱も少しさがって、眠ることができた。
朝起きたら、和兄ちゃんが隣で寝ていたから、しがみついてみたら、ぎゅって抱きしめてくれて、また眠ってしまった。
次に目が覚めたら、お兄ちゃんたちは誰もいなかった。