第4話 ページ6
煌びやかな六本木の街並みを想像していた虎杖達が辿り着いたのは寂れた廃ビルだった。
「いますね、呪い」
「嘘つきー！六本木ですらねー！」
「地方民を弄びやがって！」
いじけている釘崎を置いて気持ちを切り替えた虎杖はA達と話していた。
「でかい霊園があってさ、廃ビルとのダブルパンチで呪いが発生したってわけ」
「やっぱ墓とかって出やすいの？」
「墓地そのものじゃなくて、墓地＝怖いって思う人間の心の問題なんだよ」
「古びた屋敷を勝手に怖がったりとかね」
「あー、学校とかも似た理由だったな」
呪術師にとって基礎中の基礎を知らない虎杖に釘崎が苦言を呈したので、伏黒が虎杖が呪術師になった事情を話した。
「飲み込んだぁ！？特級呪物を？？きっしょ！ありえない！衛生観念キモすぎ！」
「んだと？」
「これは同感」
「指飲み込むのは普通にキモい」
初対面の女子2人に「キモい」と言われた虎杖は少なからずショックを受ける。そんな様子はお構いなしと言った風に五条は今回の任務について話し始めた。
「君達がどこまでできるか知りたい。ま、実地試験みたいなもんだね。野薔薇、悠仁。2人で建物内の呪いを祓ってきてくれ」
そこで、「自分は呪術なんて使えない」と虎杖が言ったので、五条は既に虎杖には呪力があること、そして呪力の制御ができるまでは呪具を使うように言った。
虎杖に渡された呪具は
「あーそれから、宿儺は出しちゃだめだよ。アレを使えばその辺の呪いなんて瞬殺だけど、近くの人間も巻き込まれる」
「わかった、宿儺は出さない」
虎杖と釘崎がシャッターを開けて廃ビルに入って行ったのを確認した後、廃ビル前の歩道にA達は座り込んだ。
「やっぱ俺も行きますよ」
「無理しないの、病み上がりなんだから」
「けど虎杖悠仁は要監視でしょ」
「まぁね。でも、今回試されてるのは野薔薇の方だよ」
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ヨッシー(プロフ) - 内水 眞衣香さん» コメントありがとうございます！五条先生凄かったですね！アニメではまた違う美しさがありました！呪霊側との接触も上手く書けるように頑張ります！ (2020年11月15日 11時) (
レス) id: 27a5e91788 (このIDを非表示/違反報告)
内水 眞衣香 - 五条先生は目隠しを外したら、雪のように白くて素敵だと思いました。真人も登場して、これからの活躍が楽しみです！^_^ (2020年11月15日 11時) (レス) id: 57a8ad7f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨッシー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/
作成日時：2020年11月7日 20時
