人嫌いの化け物が文ストの世界に…

人形が八つ ページ10

前回、カタクリとジャックによって男たちは地獄を見ました。チャンチャン！





…はい。真面目に言うと、男たちを私の人形たちが倒しました
彼等は私が造った人形で、異能力『生命の海』によって命を吹き込まれた”生きる人形”
私が寂しさと苦しみから逃げるために造った人形たちなのです


……因みに、ワ○ピースとfa○eのキャラらしいです
前世では、人形を造ろうにもどんな人形にすればいいか分からなかった時に、路地裏で拾った本に載っていたキャラクター……どんな人なのかは知らないですが←
最初の頃に、意外と上手く造れたのでコッチでも造ったのだ

「へぇ〜……君強いね」
「…そうですか？」
「うん。君、名前は？」
「……A」
「A……いい名だね！僕は江戸川乱歩！乱歩でいいよ」

椅子に縛られていた少年は江戸川乱歩と言うらしい
確か文ストの探偵社メンバーの一人…
……少し、面倒な事になりそうです

「お母さん、お母さん！大丈夫？」
「大丈夫です。ありがとうございますね。ジャック、カタクリ」
「母さんが無事ならいい」


この子たちは、デザインされたキャラクターの力をそのまま受け継ぐらしく、造った時からとんでもなく強い。下手したらポートマフィアや国すらも凌ぐ程の戦闘軍隊が作れてしまうので、出来れば重要な登場人物には会いたくなかったが……今回ばかりは仕方がない


「そう云えば、其処の二人は君の異能で造られた異能生命体だよね？」
「えぇ、そうですが？」
「ふーん……カタクリ？の方は２ｍぐらいあるんだね」
「そうですよ。可成り背が高いので」
「福沢さんより大きいや」

椅子から降りて興味津々にカタクリを見上げる乱歩。結構身長差があるので首が痛そう…
一方カタクリは、自身を怖がらない乱歩を気に入ったのか少し嬉しそうだった
相変わらず、ジャックは私の腕に抱き着いている
微笑ましいと思っていると、行き成りカタクリが人形に戻り、遅れてジャックも戻った
……誰かが来た。そう思った瞬間


「乱歩ッ！！」

着物姿の男が扉を切り捨てて入ってきた

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