ホームシェアなんて聞いてないっ！２【名前変換オリジナル】

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ミナです。

アンケートにご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました！

アンケートの結果をもとにお話を進めていきたいと思います。

どうぞお楽しみに！





ｙｏｕｒ ｓｉｄｅ

「Aさん、」

しばらく人４と話していると、看護師さんが入ってきた。

「じゃ、そろそろ帰るわ。早く復活してね！」

「ん、ありがと。」

人４が気を利かせてくれたのか、帰って行った。

「では、Aさんの状態ですが…」

看護師さんが口を開いたのを、私は緊張しながら聞いていた。

「もう明日には退院できます。」

…ホントに？よかった…

「助けられたのが奇跡ですから、助けてもらった人にお礼を言っておいてくださいね。」

…人２、だ。

私は人２がいなかったら死んでいたのかもしれない。

人２のおかげで今があるんだ。

伝えたい。

お礼の言葉と…

…私の気持ち。

全部言ってしまおう。

私は人２にメッセージを送った。

A言いたいことがあるの。病院に来てくれる?

気まずくなるかもしれない。

でも、気持ちが止められないんだ。

だから…

あなたに伝えます。



人２ｓｉｄｅ

Aが火の中にいる。

そのことを知ったとき、俺の足は勝手に動いていた。俺が怪我するとかどうでもいい。Aが助かりさえすればいいと思った。

あのあと、救急車にAは運ばれて行った。

俺はまだ火のまわっていない裏口から出たから、あまり怪我はしなかったけど、Aは煙の吸い過ぎで一酸化炭素中毒になっていた。

「A！」

「どいてください、通ります。」

救急車に乗せられるAを、俺たちはじっと見ていた。そして柊がやっと口を開いた。

「…今日は解散しよう。また明日。」

その言葉でみんなはちょっとずつ帰って行った。俺も帰った。

「人２君！」

家に帰りつくとほぼ同時にAの父さんと母さん、それに俺の父さんと母さんも玄関に来た。

「ごめんな、今から病院に行ってくるよ。」

それだけ素早く言ってからAの父さんと母さんは慌ただしく病院に向かった。

「…人２、大丈夫だった？」

母さんはあまり深いことは聞いてこなくて、俺は助かった。いや、気を遣ってくれたのかな。

その夜は全く眠れなかった。

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