ホームシェアなんて聞いてないっ！２【名前変換オリジナル】

７６． ページ26

「Aー！おめでとう！さすが私のA！！」

「人４のじゃなくて私のAだもん！ね！」

「二人ともAはものじゃないから。‥‥A、おめでと。」

「かっこよかったぞ！」

コンクール会場を出ると、人４と人８と人１０、それに人６が駆け寄ってきた。

「ありがと！」

私は思いっきり微笑んだ。さっき号泣したから、少し目が赤いんだけど…

「まだまだ褒めたいんだけど‥‥愛しの彼氏くんが待ってるからねぇ、」

人８がニヤッと笑って後ろを振り向いた。

そこには、人２が壁に寄りかかって立っていた。

「あーあ、Aも人２のものになったかぁ‥‥」

何か申し訳ない‥‥

すると人８がビシッと人６にチョップした。

「痛ぇ！」

「Aが本気にするから。」

…え？

すると人６はニカっと笑った。

「ごめん、今のはただの負け惜しみ。俺にも春が来ないかなぁ」

その言葉がおかしくって、少し笑った。

「‥‥人６、ありがと。」

人６は少しだけ悲しそうな目をして、だけどすぐにまたニカっと笑って言った。

「おう。」


「さて、そろそろ私たちは行くね。」

「彼氏くんと存分にイチャイチャしてねｗ」

「夏休み、また遊ぼ！」

「お幸せに！」

そう言って4人は台風のように去っていった。‥‥みんなありがとう。

「人２ー！」

私は人２の元に駆け寄った。

人２はゆっくりと身体を起こして微笑んだ。

「A、お疲れ様。」

「うん。ありがと。」

すると人２はゆっくりと私の頭に手をのせた。

「凄いかっこよかった。」

「///あ、ありがと。」

その後二人で赤くなった。

「‥‥もう吹部で集まりはないの？」

「うん。」

「‥‥じゃ、帰ろっか。」

すると、人２は手を出した。

「ん。」

…え？

「‥‥手。言わせるなよバカ‥‥」

人２は真っ赤になっていた。もちろん私も真っ赤だったと思う。

「‥‥バカはそっちじゃん、」

照れ隠しでそう言いながら人２の左手に自分の右手を重ねた。

「俺の方が成績いいんですけどー」

「なっ…うるさいよ！」

「ごめんごめんｗ」

‥‥やっぱり大好きだなぁ

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