ホームシェアなんて聞いてないっ！２【名前変換オリジナル】

６６． ページ16

「Aちゃ〜ん、昼間のあれは何かな〜？」

その日の夜、ご飯を食べ終えお風呂も済ませると、女子部屋で始まるのはやっぱり女子トークで。

「え、あ、な、なな何でもないよ？」

「怪しい〜！」

みんなで向かい合って布団に入ると、昼間のことでみんなから質問攻めにされた。

「あのクールで成績優秀な人１君が連れ出すなんて…」

「「ねえ？」」

みんなで顔を見合わせて私の方を向いてくる。

「何があったの！？」

「〜///」

私はたまらなくなって頭まで布団を被った。

「…もう勘弁してください…」

しばらく布団にもぐっていると、なんだかみんなが静かになっていた。

「あの、どうし…」

私が布団から顔を出すと、みんな揃ってスマホを構えていた。

カシャカシャカシャカシャ

「ちょ、え、何！？」

「Aちゃん可愛すぎ」

「待ち受けにするわ。」

「今連写中ｗｗ」

直後、私の叫び声が響いた。

「やめて〜！！」





「A〜、ごめんって。」

「…思ってないくせに。」

あれから私は再び布団に潜り込み、すっぽりと隠れていた。

「いや〜、Aがあまりにも可愛すぎたからさ？」

…反省してないじゃん。

「…次やったら怒る。」

「あーハイハイ。みんなも分かった？」

「絶対しない」

「約束する」

「全部消すから」

私はしぶしぶ顔を上げた。

「A可愛いぃぃぃ！！」

直後、私は人４に抱きつかれていた。

「可愛い言うな！」




はあ…とんだ災難になった…

私はトイレに避難することにした。やっと静かになった…

「あれ、A‥‥Aさん、」

え？振り向くと、そこには本川さんがいた。

今名前で呼ばれたような…

「本川さん！久しぶりだねぇ」

私は微笑んだ。すると、本川さんはそっぽを向いて

「じゃ」

とすぐに行ってしまった。

…どうしたんだろう。

ピロン

スマホがなって、通知を確認すると、

【A〜早く帰ってきて〜】

とのこと。

‥‥しょうがないなぁ

私はサッとトイレを出て部屋に戻った。







(本川さんは、球技大会で出てきたバスケ部の女の子です。詳しくはパート１を見てね(o^―^o)ﾆｺ)

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