ホームシェアなんて聞いてないっ！２【名前変換オリジナル】

５２． ページ2

ｙｏｕｒ ｓｉｄｅ

長い長いＨＲもやっと終わり、放課後になった。

そしてもちろん盛り上がるわけで。

「打ち上げ行く人ー！？」

「はーい！」

「安藤参加しまーす」

「俺もー」

「はいはい、順番に言って！」

人４は大変そう。柊君も。人８に声をかけられる。

「A行くでしょ？」

「うん。そんなに遅くまでは参加しないけど。」

「マジで！」

いきなり話に割り込んできたのは人６。…大声出すもんだから耳がキンキンする。

「…いきなり大声出さないで…」

「ああ、悪い。…A、こういうやつ参加するんだな。」

…いつもは絶対参加しないけど、人２が参加するから。今日のヒーローだったもんね。

「…まあね。」

…そんなこと、絶対に誰にも言えないけど。

「A、俺今日どうだった？」

…なんでそんなこと聞くんだろ。

「どうって…お疲れ様でした。」

「そうじゃなくて…」

何？人６が黙ってしまった。それを見て、人８がニヤニヤしながら耳打ちしてくる。

「そこはかっこよかったとか言わないと。」

…そういうもんなの？

「かっこよかったよ。」

素直に言うと、人８は思いっきり顔を上げて、それプラス周りの人たちも振り返った。

何事っ！？

思わず人８を見ると、目に涙を浮かべながら笑いをこらえていた。

「A、最高…ｗｗｗ」

…はて。






クラスメイトｓｉｄｅ

「Aさん、天然すぎない？ｗ」

「いいなー人５。俺も言ってほしーわ。」

「可愛すぎｗ」




ｙｏｕｒ ｓｉｄｅ

「…」

人２が冷たい目線を送ってきたのには気づかないふりをした。

「みんなー移動するよー？何してんのー？」

よかった、助かった…

そうして私たちは打ち上げに行った。

…でも、まさかあんなことが起きるなんて…

５３．→←５１．ご挨拶(本編あり)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す