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フウカｓｉｄｅ
キースとAちゃんが話しているのを目撃した次の日、いつも通り遅刻ギリギリで学校に着いた。
「もぉ〜フウカちゃん遅いわよぉ」
「どうせゲームでもしてたんだろ。」
げ、チトセまできた…
それにしても今日のAちゃんはおかしい。いつもは外を見てたり本を読んだりしているんだけど、机に顔を伏せている。今朝一瞬だけ見えた顔色は真っ青を通り越して真っ白だった。
「あ、もうすぐ召喚魔法の授業が始まるわぁ」
「え！急がなきゃ！」
「では今教えた通りにやってみてください。」
私たちは呪文を唱えて練習していた。…そのとき、
バタ
誰かが倒れた音がした。倒れたのは
「大丈夫か！ Aっ！」
荒い息遣いのAちゃんだった。
サトル君が素早く駆け寄って声をかけたけど、返事もできないくらい苦しそう。
「Aちゃん！しっかりして！」
私も駆け寄ってサトル君と協力してAちゃんを保健室に連れて行った。
保健の先生がいろいろしてくれてAちゃんは静かに眠っている。
先生は職員室に戻った。そのとき、保健室のドアが開いた。
「大丈夫か？」
「失礼します…」
「カリン！チトセ！何でいるの？」
「課題を終わらせてきた。」
さすが優等生…
「フウカとカリンとチトセだっけ。ありがとな。」
サトル君が微笑んだ。私はずっと気になっていたことを聞いた。
「Aちゃんとサトル君ってどういう関係なの？」
サトル君はちょっと笑って言った。
「幼馴染…てゆうのかな。ま、今はウザがられてるけど。」
そういうと、サトル君は悲しそうに目を伏せた。
「ウザがられてるって…何でだ？」
チトセが聞いた。すると、Aちゃんのサラサラの紺色の髪を撫でながら答えた。
「…Aは、一人で抱え込むんだよ。小さいときは結構明るくてよく笑ってた。…けど、ある日から笑わなくなった。」
「…理由を聞いてもいい？」
カリンがおずおずと言った。サトル君が口を開こうとした。…そのとき、
「…ん、」
Aちゃんが目を覚ました。
「A！大丈夫か？」
サトル君が聞いた。けど、Aちゃんはまだだるそうな目で
「…戻る。」
とベッドから降りた。…でも、
フラッ
「おい、A！」
またフラッとよろけて、サトル君が抱えなかったら頭をぶつけるところだった。
「しっかりしろよ！A、何かあったのか？」
Aちゃんは口を開こうとしない。私は思わず言った。
「Aちゃん、よかったら話してくれないかな。力になるよっ！」
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ミナ(プロフ) - アイリさん» ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ また間違いがあったら教えてください。 (2018年1月23日 19時) (
レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - クローバーさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年1月23日 19時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - ミナさん» 大丈夫だよ！これからも楽しみにしてるからね♪ (2018年1月23日 0時) (レス) id: 9a7c77ba50 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - 私こういう悪役&裏に何かいる感じのお話大好きなんです！！とってもおもしろいです♪更新、楽しみにしてます！ (2018年1月22日 23時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - アイリさん» あ、ホントだ教えてくれてありがとう！ (2018年1月22日 18時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ | 作成日時：2018年1月21日 14時
