ー輝いていてー【名前変換オリジナル】

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時は過ぎていき、

荒垣くんとお付き合いを始めてから早いもので１週間が経ち、




「終わったぁぁ…」


「おつかれ様。」





期末テストも終わり、





「夏休みだよ！！」


「あと１週間あるけどね。」






夏休みまであと１週間を切っていた。






……今回、意外といけたかもしれない。





………いろいろあって、頭がこんがらがる時には



ひたすらに勉強に打ち込み、




無心でノートにカリカリ書いていた。






…まあ量より質、という言葉もあるから
まだわからないけれど。





………あれから、
愛音ちゃんともあまり会わなくなった。





もともと連絡先は交換していなかったから、
連絡は来ないんだけど。




私もいつも通りの時間に行くけれど、
音楽室から楽器の音が聞こえてくるので、







きっと部活が忙しいんだろう。


夏はどこも大会があって大変そう。





「というわけで…」





何が…？






「念願のWデート！しようね！！」






ウキウキな様子で、藍佳が言った。






……どっか行こう、とは言われてるけど。






「…あとで聞いておくね。」


「今行けよ！」





…厳しいな、藍佳。





「…あんな人の中に入っていく勇気はあいにく持ち合わせてませんので。」



「あー！もうテスト終わったんだからそんな難しい言葉は使わなくていいの！」





…そこまで難しくもないけど、
それでも特進科なのか。






「ご飯食べよ、お腹すいたー」


「だね。」





カバンからご飯を取り出し、
教室で机を向かい合わせにして食べるのが私たちの日課。






「でね、昨日渉が…」





いつもいつも、飽きずに彼氏さんとのエピソードを幸せそうに披露してくる。






……幸せそうで何よりだよ。






それに比べて私は…






荒垣くんの優しさに漬け込んで甘えてしまっているのだけれど。






………でもきっと、






「でね、聞いてる？」



「あ、うん、なんだっけ、」





「聞いてないじゃん！えっとね、」







………きっと、荒垣くんのこと、
好きになれる。







芹澤さんを忘れられる。







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それが幸せへの道






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………………だよね？









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