# ページ23
ゲームがひと段落してふと外を見ると、さっきまでは晴れていたのに、大雨が降っていた。
「わ、すごい雨。お母さんたち大丈夫かな？」
「確かに遅いな。」
そのとき、スマホがなった。
「あ、ごめん。私だ。」
確認すると、画面はお母さんからの電話を通知していた。
「もしもし、お母さん？」
『あ、A？ゴメンねー、駿君のお母さんとママ友会に行ってたんだけど、大雨で電車が止まっちゃって、今日は帰れそうにないのー。お父さんも今日は会社に泊まるって言ってるけど‥‥一人で大丈夫？』
スマホからお母さんの心配した声が聞こえた。
「大丈夫。一晩くらいなんとかなるから。」
すると、電話の向こうでお母さんのあっとした声が聞こえた。
「そうだ！駿君のお家に泊めてもらえばいいじゃない！ね、香さん。」
香さんとは、駿のお母さんのこと。
‥‥って、説明してる場合じゃない！
「ちょ、お母さん‥‥」
「はぁ？泊り！？聞いてないし！」
駿もお母さんと電話をしていたらしく、戸惑っていた。
『香さんはokって言ってるし、可愛い娘を一人にするわけにはいかないもの。じゃ、よろしくね。』
『Aちゃん？駿のことよろしくねー』
あとからおばさんののんびりした声が聞こえてきて、ブツッと会話が終了した。
「嘘でしょ‥‥」
「マジか‥‥」
そうして、私のお泊りが決定してしまった。
「…あの、私帰るから。一晩くらい、一人で居られるし。」
「いや…」
その時だった。
ピカッ
「！？」
ドン
外では雷が鳴り始めた。
「A、雷嫌いは克服したのか？」
「あああたり前じゃん。もう高校生だし…」
嘘。内心物凄く怖くて怖くて仕方ない。
「はぁ…」
駿は大きくため息をついたと思ったら、私の方に段々と近づいてきた。
「な、何…」
すると、背中に駿の大きくて安心する手がのった。
「嘘つけ。今日は泊まっていけ。一緒に居てやるから。」
駿の温かい笑顔にすごく安心した。
「…邪魔じゃない？」
「もちろん。」
「…じゃ、お世話になります。」
駿は少し驚いてから、
「了解。」
笑顔で言ってくれた。
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あや - ミナさんの小説とても面白くて大好きです！本当にありがとうございました!これからも読ませていただきます！ (2020年5月29日 11時) (
レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 同じ名前の方が作者さんだったのでなんとなく読んでたらすごいキュンキュンしました、ニヤニヤ止まらない (2019年4月2日 3時) (レス) id: 290d7994a1 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 緩芳さん» やっとテストが終わって‥‥更新できます！多分(笑) 両立できるように頑張ります！ (2018年5月27日 20時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
緩芳 - テストお疲れ様です！大変ですよね。よく分かります。これからも、勉強と更新頑張って下さい！！ (2018年5月27日 12時) (レス) id: c0887ec13b (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - まぃりぃさん» ありがとうございます！(^▽^)/ これからも頑張ります！ (2018年4月30日 11時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年3月8日 21時
