検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:109,637 hit

13 ページ13

ピンポーン




俺は家に帰り、隣のAの家に来ていた。





「はーい‥‥え、駿!?」





中から出てきたAは案の定、驚いた顔をしている。





まぁアポなしだったからな。





「突然ごめんな、」





「いや、別に大丈夫だけど‥‥」





俺は意を決した。






「話あるんだけど。」






Aにどうしても伝えておきたいことがあったから。









「‥‥」






俺たちは二人で近くの公園に来ていた。






俺はAを見つめ、Aも驚きの色を瞳に浮かべながらも見つめ返してくる。





でも緊張で喉がカラカラになって声が出てこない。






「ここ、懐かしいね。昔よく遊んだ。」






不意にAは公園を見渡して言った。






「よく二人で遊びに来たっけ。あ、ブランコの立ちこぎでどっちが上手くできるかとかw」





笑いながら言ったAのおかげで、俺の緊張もすっかりほぐれた。





「‥‥俺が勝ったけど、Aは負けを認めなかったよなw」





「そ、それは昔の話でしょ!」





焦って言ったAを見て、俺の緊張もなくなった。





よし、言おう。





俺は意を決してすっと真顔になった。






そんな俺を見てAも真顔になった。





「‥‥俺、Aにキスしたじゃん?」






想像外の言葉が出てきて、Aは驚き、顔を赤くした。





「え、あ、う、うん…?」





真っ赤なAがあまりにも可愛い。






「俺、なんでキスしたか分かる?」






Aは真っ赤になりながらも考える。






「‥‥口が滑った。」






「Aが可愛かったからだよ。」







俺の言葉にまたAは驚きと恥ずかしさが混じった瞳で俺を見て見つめる。






「俺、軽い気持ちであんなことしたわけじゃないから。誰にでもするとか思うなよ。」





「え、」





「まだわかんない?」






まだ戸惑っているAに畳みかけた。









「俺はお前が好きなんだよ。」

14→←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (91 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:名前変換オリジナル , 恋愛 , ミナ   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あや - ミナさんの小説とても面白くて大好きです!本当にありがとうございました!これからも読ませていただきます! (2020年5月29日 11時) (レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 同じ名前の方が作者さんだったのでなんとなく読んでたらすごいキュンキュンしました、ニヤニヤ止まらない (2019年4月2日 3時) (レス) id: 290d7994a1 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 緩芳さん» やっとテストが終わって‥‥更新できます!多分(笑) 両立できるように頑張ります! (2018年5月27日 20時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
緩芳 - テストお疲れ様です!大変ですよね。よく分かります。これからも、勉強と更新頑張って下さい!! (2018年5月27日 12時) (レス) id: c0887ec13b (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - まぃりぃさん» ありがとうございます!(^▽^)/ これからも頑張ります! (2018年4月30日 11時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミナ x他1人 | 作成日時:2018年3月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。