30.事故った ページ32
次の日、目を覚ました。
結局あのまま寝てしまったというわけだ。
部屋の鏡を見ると、目が赤く腫れていた。
あー、学校行けるかな。
こんなブスな顔を晒して行きたくない……。
諦めて立ちあがり、部屋をでて下に降りようとした。
あーあ……なんだかなあ。
目の前の階段から落ちたら、どうなるんだろう。
どーでもよくなってきちゃった。
……さっさと降りよう。
フラッ
一瞬何が起きたのか理解出来なかった。
あれ、これやばいんじゃない？
何故か冷静な頭は、呑気にそんなことを考えていて。
私はそのまま、階段から落ちた。
｢……って………め…………｣
ん……？
これは、誰？
目を開けたくても開けられなくて。
また、意識が薄れていった。
｢……ゃん……Aちゃ……Aちゃん｣
あれ、この声って。
｢……あんず？｣
パチリと目が覚めた。
ここは……私の部屋だ。
なんであんず泣いてんの？
あんず｢あああ良かった……！目が覚めなかったら私……！！！｣
枕元のスマホの電源を入れた。
｢……え？｣
なんと、時が３日も進んでいた。
やべーよくある展開じゃんびっくり。
体だるい。
体を起こしてあんずと向き合う。
あんず｢Aちゃん……あのね｣
涙を拭きながらあんずは言う。
｢うん｣
我ながらか細い声が出た。
あんず｢瀬名先輩が……｣
……、
｢…ごめん、その話は……したくない｣
あんず｢そっか……ごめんね。｣
｢来てくれてありがとう。……でもごめん、帰ってもらえるかな。｣
あんず｢…わかった。お大事にね。｣
あんずは何か言いたげな表情を浮かべたが、また泣きそうな笑顔で部屋をでていった。
ごめんね、ちょっと1人になりたかった。
｢……なんでだろう｣
私はあのとき、確かに全てがどうでもよくなった。
でも、本当に落ちたくて落ちたのではない。
｢……どうしてこうも上手くいかないんだろう。｣
学校を３日も休む。
それは結構大変なことだ。
生徒会の仕事だって私1人の分をカバーしなくてはならない。
泉もきっとまだ怒ったままだろう。
｢……迷惑｣
過去に言われた言葉は、そう簡単に消えるものではない。
そっか、私、迷惑かけてるんだ。
つーッと、頬を1滴の涙が伝った。
｢……ふっ……うぁっ………｣
泣けばどうにかなる訳じゃない。
でも涙はとまらない。
一気に心が苦しくなった。
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おぉ神よ - 続きが気になり過ぎて夜も寝れません（爆睡した）頑張ってください！！ (2020年4月6日 4時) (
レス) id: 4fdfcb617c (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - settoさん» ありがとうございます！！私も書いててついニヤけてしまいました……w次イベやばいですよね！！！お互い頑張りましょう！そう言って頂けて何よりです……！頑張りますね！！ (2017年1月31日 21時) (レス) id: 37c07433bf (このIDを非表示/違反報告)
setto(プロフ) - 初コメ失礼します！最後の凛月の言葉にニヤニヤが止まりません！！次イベの朔間兄弟何が何でもゲットします...とてもかっこいいですよね... これからも楽しみにしてます！ (2017年1月31日 1時) (レス) id: 50ce291b9a (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - Misoraさん» わー、そういっていただけてとても嬉しいです…！！ありがとうございます(^^*) (2016年12月27日 12時) (レス) id: 320bdd5895 (このIDを非表示/違反報告)
Misora - つ、続き気になる…！！更新頑張ってください!!!応援してます｡ (2016年12月26日 22時) (レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる | 作成日時：2016年11月2日 19時
