51話目 ページ4
パッと顔を上げると其処には傷一つない相澤先生が私を見ていた
『ヒュッ、、ハ、、あ』
相澤「何を言われた」
言える訳無い
何も言えずにただ視線を右往左往させることしか出来なかった
すると、着信音が鳴り響いた
塚内「失礼。はい、塚内です。、、はい？」
ああ、あの人が手を回したんだ
『早いなあ、考えがまとまってないんだ』
相澤「それは、どういう」
塚内「、、、了解しました。では、失礼します」
坂上「なんだったんですか？」
塚内「煙影Aは本件と無関係のため雄英から引き上げ、今後一切煙影家への捜査は禁止とするとのことだ」
相澤「！？」
坂上「はあ？！どういうことですか！」
校長「これは、また」
塚内「どういうことか、君は知ってるんじゃないのかな？煙影さん」
この人達を関わらせるべきじゃない
『どうもこ、うもないですよ。私は無関係、でなんの関係も無いこれ、が事実です』
煙影の声はいまだに震え続けていた
まるで何かを恐れる様に
相澤「さっき電話してた人と何か関係があるんじゃないのか」
『それは先生、が知らなくていいことです』
あまり力が入らない足にムチを打って立ち上がろうとすると腕を掴まれ立ち上がることが出来なかった
『なんですか』
相澤「単刀直入に聞こう」
腕を掴む相澤先生の手にさらに力が加わり簡単には振り解けなくなっていた
簡単に逃がす気は全くないらしい
相澤「煙影空人(あきひと)に何をさせられてきた」
記憶の奥深くに仕舞い込んでいたものが私の意思に反して一気に再生されていく
逆らう様に次から次へと再生されていく記憶を端から記憶の奥深くへと無理やり押し込んで鍵をかけて何も無いことにする
『、、なにも』
これが一番ラクなのだ。なんの解決にもなっていないことなんかずっと前からわかっていた
ただあと2年、2年だけこの状況を維持し続ければ煙影家の当主になれる
そうなれば、後は煙影家を地に落とすだけ
あの家系は存続させるべきじゃ無いんだ
『先生、あと2年なんだよ。あと2年』
そう言った煙影の目は生きた色をしていなかった
相澤「どう言う事だ」
『何もかもがあと2年待つだけで丸く収まる。だから、相澤先生、、イレイザーヘッドお願いです。
私に関わるな
』
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麗葉 - 私ここのヒーロー側嫌いだ、、、主ちゃん幸せになってぇぇ！ (6月8日 21時) (
レス) @page13 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - うわぁ.....気になる (2023年1月14日 1時) (レス) @page13 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹(プロフ) - な、謎が多いですね……煙影ちゃんの過去が全然見えない……続きが気になりますぅ……← めっちゃ面白いです！ 更新待ってます！ (2022年10月28日 21時) (レス) @page12 id: 943a21922c (このIDを非表示/違反報告)
かいと - お、面白いけど…謎が多くてよくわかんない…私の理解力の問題か…？完結のときに謎の解明を頼みます！ (2022年10月23日 8時) (レス) @page12 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
まいむ - うわあああああああおもしろい！続きが気になるうううう (2022年3月18日 21時) (レス) @page2 id: ce81fe4080 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜猫@96 | 作成日時：2022年2月15日 4時
